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日記:2004 January
2004 1/31 修羅場ではあるものの、眠りが浅すぎたので、つい2度寝。
起きてみたら頭が痛かったりで、大抵後悔するんだけど、
どうも寝起きは根性ナシでいけない。
活動しつづけるのは得意だが、寝起きは本当に駄目。
この自分の欠点を知ってるから、徹夜が多かったんだけどね。

まあ、そんなに頭痛が長引かなかったのが、せめてもの救い。

進みは、ノルマギリギリの際どいスピードだが、
描くのは楽しいので、とりあえず維持する方向で。

ただ、外的刺激が必要な気もするので、
なにかしらプラスになるものを吸収したい。

とにもかくにも、自分のネームに自信がないのは、
セオリーに精通していないためだということが分かった。
なにか根本的なところで間違ってはいないか?とか、
この演出を効果的にやるセオリーというのが本当はあるんじゃないか?
なんてことを考えてしまうのがいけないようだ。

はなから、エロ漫画のセオリーを無視した漫画を描いてるんだから、
セオリーなんて気にしなきゃいいんだけど、
プロとしてセオリーに精通していないのはマズいかなあなんて
思っていたわけらしい。

まあ、毎回が勉強で、自分なりに経験から習得したものはあるので、
下手に定石を覚えるよりかは、このまま我流の模索も悪くはない。
もちろん、それで許されるならだけど…。
結局そこが悩みの種らしい。

今までの作品を、作家の目から見た感想とかもいただく。
もちろん狙ったとはいえ、まぐれ要素のある演出を褒めてもらっても、
次に同じくらい効果的な演出ができるかは、自信がなかったりする。
まぐれが起きなくても、いいものが作れるようにするために
自分自身がステップアップしていかなければならない。
まだまだ、まぐれに依存しているきらいが強いので、
いままでにおきた、まぐれから学んで、それを糧にしたい。

前に誰かが行ってたけど、まぐれも頑張らなきゃ起きない。
頑張ったご褒美に降ってくるまぐれなら、
来なくて上等のつもりで、頑張っていればいい。

2004 1/30 うーん、吉澤とカコって、断ち落ちのドアップにすると、
ぱっと見で見分けがつかないかも…
なんていう致命的なことに気がついた。
書き分けって大事だなあ…。
男のコと女のコなのに、同じに見えるのは大問題。
もっとも、自分的には書き分けてるつもりなんだけどね…。

まあ、それはともかく、厳しいながらノルマ通り進んでる。
維持できるかどうかは、かなり綱渡りではあるが…。
まあ、なるようにしかならないだろうし、
なんとかしようとは思う。

上手く描けてるのかな?
今回のネーム…とか心配にもなるけど、
自分的にギリギリOKが出せないかぎり進まないわけだから、
これが現時点での自分のベストなんだろう。
それでいいかなと思うことにする。

もっとも、もうちょっと諦めがよければ、
こんなに苦戦しないんだよな。

ダイエット、ちょっと今日は体重が落ちすぎていたので、
明日以降のリバウンドや停滞が心配。
そんなわけで、暫定的に標準体重+1kg。目標までは5kg。
さすがにストレスだとは思っていないつもりでも、
ネームに行き詰まると、何か食べたくなっていけない。
ラストスパートにむけて意志を強く持たなくては…。
もっとも、このストレス性過食症が太った原因なんだからね。

今月はじめに買ったジーンズも少し余裕がでてきたし、
太ってたころしか知らない人に別人って言われたらしい。
ちょっと嬉しい。

2004 1/29 なんにしろ、煮詰まってたり忙しかったりだと、日記が概念的になる。
概念的な日記を書くと、見る人によっては、偉そうだったり、
ただのキレイごとのように見えるひどくイケスカない文章に
なっているみたいなので、それはそれでよろしくない傾向だ。
まあ、思いの丈をストレートに垂れ流してるだけなんだけどね。

とはいっても、今日も今日とて、
仕事をして、郵便局に行って、ネームを描いてました。
ってくらいしか、書くことはない…。

ネームといえば、あらためて見返した「すてぃる…」よりは
確実にコマ割りがうまくなってるみたいだ。
あれからたったの1年しか経っていないことを考えると
この成長は、今実行中のダイエットのグラフをみるのと同じくらい
目に見える嬉しい変化だ。

前は、ネームで絵を丁寧に描きすぎたせいで、
一度おいたコマを消すのに抵抗があったりなんていう、
せせこましい考えが、良いものを作るうえでの弊害になっていたんだけど、
最近はそれも次第になくなり、思い切って消したり、新しい紙に変えたりして、
まったく違うアプローチを試そうとしているので、
うまくいくといい感じに、いい結果をもってくる。
ただ、そのせいで時間もかかっているので、
このバランス感覚も、はやいところ身に付けよう。

ネームで、大事なセリフが効果的に乗っかったなとか
コマの流れが気持ち良く決まったな。って時はホントに嬉しい。
大事なキャラ達に、気持ち良いリズムの演出やコマ割りで、
少しでもいい環境を提供してあげたい。

さあ、今もまたちょっと構図が浮かばなくて、
気分転換に日記なんてつけてるけど、
この煮詰まりも全部含めて結構楽しんでる。
いい傾向なので、あとは約束した締め切りを守るだけだ…。

あ、そうそう。
仕事で某ケーブルTV局の広告の仕事をしてたんだけど
「快適、高速なインターネット」っていうキャッチコピーの
「高速」を外してくださいという修正依頼が来たので、
苦笑いしつつも、それを直したデータをFTPで送付したら、
なかなかDLが終らなかったうえに、結局受信に失敗したらしい。
確かに高速ではないようだけど、「快適」も外したほうが
よいのかもしれないと思ったりした…。

2004 1/28 久しぶりに、本業だけで一日がすぎてしまったが、
漫画の締め切りは刻一刻近づいている。
こういうときの、飛び込みの本業は普通かなり滅入るんで、
ここはひとつ、あえて楽しんでやるように心がけてみた。
ああ、やっぱりできるじゃないか。
なんだって楽しまなくちゃ。
本業だって漫画だって、好きでやってるんだから、
楽しめなくちゃウソだ。
できるんなら、なんだって楽しもう。
こんな単純なことすら、たまに自分には言い聞かせないと
忘れちゃうもんだね。

締め切り寸前の漫画こそ進まなかったものの。
やらなきゃいけないコトをちゃんと頑張った一日だから
悶々としたってしょうがない。

今日は家から一歩もでなかったけど、
あんまり部屋にこもってると価値観が停滞してヘドロになりそうだから、
明日は陽の出てるうちに、ちょっと散歩くらいしよう。

2004 1/27 とにかく楽しむための素地は、自らの力だけではなく。
色んな人からの助言や励ましからたくさんもらえている。

今までもできなかったし、これからもできないかもしれないことに
挑み続けているんだから、ちょっとくらい苦しいのは当たり前だけど、
そもそも、自分にはもっとすごいことができるはずだなんて
はなから思っちゃいないので、その分は気が楽だ。

スランプじゃない。まだ力が足りていないだけだ。
でも、プロだからって焦ることもない。
自分が表現したいことに必要な力なら、ゆっくりつけていこう。
今やってる原稿は、今もってる力だけを使って
ムリをしないで描けばいいだけなんだ。
ムリをして、ギリギリの背伸びをしたって破綻するだけだから。

やりたいと思ったことができたら、すごいね。
もっとみんなに楽しんで貰えるなら、嬉しいね。
そのために頑張るんなら、それは楽しいことだ。

僕が楽しくて、読み手が楽しくて、その上で
キャラクター達がそこに生きている軌跡をつくってあげらること。
目標はシンプルだ。
エロ漫画誌に原稿を描くエロ漫画家としては
パンクとも言えるだろう我が侭なスタンスで
好きなものを描かせてもらってるんだから、とことん楽しもう。

逃げたくなるくらいなら、そんなに頑張ろうとしてはいけない。
一番大事なのは、やはり楽しむことだ。

すごいことはできないけど、
楽しむ才能だけだったら、たしか僕にはあったはずだ。
今こそ思い出そう。

2004 1/26 やる気と体力が差し引きでマイナスに傾いていてよくない。
最近、だいたいどっちかがマイナスで結果的に駄目駄目な毎日。
まあ、体調が最低限まで回復すれば、プラスになるので、
ムリをしない程度に頑張りつつも、はやいところ編集サンと
打ち合わせできる状況までは持っていきたい。

日記こそつけてみたが、まだ今日はもう少しあるし、
ちょっと頑張って、明朝までにはアポを取れるようにしよう。

そのためにも、まず栄養を摂って、ひと風呂浴びる。
風呂に入りながら、本業だけしていたときは、
こんなに体調悪化や鬱になやまされることはなかったし、
自己嫌悪に陥るほど、駄目駄目な状況になることも
なかったということに気づく。

本当に、漫画って大変だ。
何度も言ってきたけど、コンスタントに漫画を描き続けている
世の漫画家さんすべてを改めて尊敬する。
たぶん、みんなこんなギリギリの状況で頑張ってるんだよな。
修羅の道だ…。本当にすごすぎる。
軽々しく「頑張って」なんて言えないなと思ったし、
僕もその頑張りに負けないようにしないといけないと思った。
これでも商業で描かせてもらってる以上はプロなんだから。

2004 1/25 サンクリに行った。
当然のように、ネームを現場でやるような余裕はなかったけど
直接、色んな作家さんに会って話をしたことや、お客さんがくれる
励ましやらで、予想以上の鋭気をやしなうことができた。

ただ、ちょっとばかり体力も持っていかれた。
本当に最近脆弱でいけない。

体調をもどして、この鋭気を確実に原稿に活かしたい。

2004 1/24 来週はスーパーボウルウィーク。
要するにスーパーボウルを待ち焦がれる1週間というやつで、
アメリカでは、結構経済効果すらある特別な1週間。
僕もNFLファンとして、ドキドキの1週間なんだけど、
原稿はちゃんとやらないとね…。

ちなみに、20年前のスーパーボウルの放送中に
アップルが初代マッキントッシュの発売を宣伝したというのは
コアなマックユーザーの間では有名な話で、
僕が愛してやまないマッキントッシュも今年で20周年。

なんて、うかれた話をしていても、ネームの進みは芳しくない。
本当は明日もコン詰めてやるべきだろうけど…

明日のサンクリ、行きます!

LO読んだ人から、一言でもいいから感想聞きたい。
まあ、たぶん売り子は後輩に頼んで、後ろでネーム切ってるかも。

2004 1/23 どうも不眠症気味で1時間くらいで目が覚めてしまう。
もちろん、いくらなんでも1時間では疲れはきちんととれないし、
逆に具合が悪くなってしまったりもする。

そんなこんなで、1時間づつ何度か寝てしまい。
その都度体調が悪化していくという悪循環発生。
流石に、これ以上は時間の無駄で、悪循環も終らないと判断して、
活動を開始したが、どうにもノらず
いまいち頑張りきれない1日であった。

とはいえ、悪いことばかりでもなかったし、
昨日までの鬱もかなり晴れたので、
まず、体調を何とかするためにも
酒でも入眠剤でもなんでもいいから使って、
今晩はきちんと睡眠をとろう。

早くも、少しづつLOの感想をいただいています。
嬉しいことではあるのですが、
なぜか、不思議なことに吉澤の人気が高い。
エロ漫画として男キャラに人気が集中するのもどうかとは
思うけど、それだけ共感して貰えたっていうのなら、
それこそ作家冥利につきるというものです。
前作から気に入ってくれた人には、
やはりかなり衝撃的な導入だったようですが、
それでも、作品全体として受け入れてもらえてるようで、
とりあえず、一安心。

2004 1/22 無駄ではないと思うようにしながら、もがく毎日。
目の前のコトだけに終始しているうちに、
気がつくと、なにかが変わっていっているようだ。
流されるままに、自らの意志で何かをおこすわけでもなく、
変わりゆくものに、抗うわけでもなく、
ただ、様々なことが過ぎ去っていくような感覚だけが残る。

今、描いている「吉澤」というキャラクターは、
そんな自分の悪い部分を投影しすぎているので、
描いていて、とてもやるせなくなることがある。
優しさをつらぬくための力も厳しさも持ち合わせていないのに
ただ悶々と事象が過ぎ去っていくことを恐れている。
そんな吉澤を成長させるべく描いているこの作品には、
自分の弱さに対する答えを求めている部分があるかもしれない。

悶々としながらネームを考えている間にも、
何かが変わっていっている。
受け入れるべきは受け入れ、抗うべきは抗いたいが、
何がどう変わっていっているのかすらわからないのだから、
すべては気のせいかもしれない。
カタチの無い焦燥感だけがある。

どうにしろ、もうすこし心にゆとりをもとうと思うが、
その気持ちが、すでにゆとりを奪っている悪循環。
もっと落ち着こう。

物事は変わっていくし、世の中なるようにしかならない。
何が起きるか、そして何が起きているかわからないうちは、
どうせ足掻きようもない。

なにがあったとしても、後悔しないように、
今を頑張ることしか、出来ることはないんだから、
明日もまた頑張ろう。

2004 1/21 LOが届いた。
いち読者として、楽しく読んだ。
趣味の問題もあるから、個人的に好きじゃない作品だってあるわけだが、
嗜好の多様性を考慮に入れれば、すべてが高水準の作品群だ。
同様に読者の趣味によって好き嫌いはあるとしても、この高水準の雑誌の中で、
かろうじて見劣りはしないくらいにはなれてるだろうか。
マイペースでやりながらも、一応プロとして描かせてもらってる以上、
雑誌の質を落とすようなコトはできないので、それはやはり気掛かりだ。
個人的にはギリギリセーフかと思ってるんだけど、
この水準の雑誌の中でのギリギリセーフってのは、
かなりすごいことかもしれないから、思い上がりだったらヤだな。

よく口にするように、相対的に力量を測るのは好きじゃないけど、
絶対的な力量が、読み手に楽しんでもらうに足るものであればいい。
そして、さらにもっと楽しんでもらうためにスキルアップしていこう。
僕は、競争意識とか闘争心や野心というものが欠落しているので、
読者に楽しんでもらうという目標がなければ向上心を維持できない。

昨日も同じようなコトを言ったけど、こういう考え方は
人によっては「勝負から逃げただけのキレイ事」と揶揄されることがある。
「勝ち負けにこだわるやつほど、勝ち負けを意識してないなんて言うんだ」と
無理やり僕を土俵に上げようとする人もいるけど、
僕が「勝ち負けを意識しないではいられない人」の存在を理解しているように、
「勝ち負けとは違う価値観で生きている人」の存在も理解して欲しいから
口にするのだと思っておいて欲しい。
別にキレイ事を言って格好をつけてるつもりはないんです。

刷り上がったLOを見ていて思ったのは、
自分の本業はDTPデザイナーであるものの、漫画雑誌特有の印刷や
紙質には通じていないため、どうにもアミつぶれが起きやすいデータで
原稿を納品してしまっているようで、自分のページが汚いということ。
次からは、少し線数を落としてもらったほうがいいかもしれないし、
ツブれたり、カスれたりしないような濃淡を付けるように気を配ろう。

例によって、今日も外ネームをした。
ちょっと面白かったのは、正面や両隣の席の客だった。
正面は「援交カップル」両隣は「AVの企画会議」と「風俗のスカウト」
そして、自分はエロ漫画のネーム……。
ファミレスって、そういう人種が吹きだまるのか…。

あまりにスゴイので、カミさんに状況説明のメールを携帯で打ったら、
「えんこう」→「援交」…一発変換かよ…。
ちなみに、ウチのPCでは一発変換できませんでした。

2004 1/20 とりあえず、生活リズムをもどすべく、
夜寝て、朝起きて、きちんと朝の陽光を浴びる。
ひさしぶりにすがすがしい天気だ。
さてと、スケジュールも押しているし、がんばろう。

外ネームは気分も一新できるし集中しやすいのでいいんだけど、
あまり同じトコにばっかり行ってても効果が薄れたりしがち。
もちろん、違うトコに行ったとしても、自宅ではないので
自分の自由にならない部分での不具合はある。
例えば空調だ。
今日行ったデニーズでは、どうにも空調が暖かすぎて
のぼせてしまい、まるで集中できなかった。
早めにそれに気づけばよかったのだが、ねばってしまったので
若干時間を無駄にした感じ。

LOは明日発売だが、
フライング販売では場所によっては昨日から売っていた模様。
なんだかんだいっても、商業作品はまだ3本目だし、
今回は、前回のつづきものであるにもかかわらず、
かなり思い切った展開にしてしまったので、反応は気になるところ。
批判されたり無視されるといったことには、あまり抵抗ないんだけど、
期待してくれた人に楽しんで貰えなかったり、がっかりされたらどうしよう?
という不安でドキドキしている。

絵も前作よりは丁寧に描いたつもりだし、
ドラスティックながらもきちんと「みそか節」をつらぬいたつもりなんで、
楽しんで貰えたら嬉しいんだが…。
まあ、もう発売されるものを憂いていてもしかたないので、
続きも頑張ろう。

LOはまだ、手元には届いていないけど、
今回も相変わらずスゴイ作家陣だし、いい作品群に囲まれるんだろう。
最初はそれが心苦しかったり、大きなプレッシャーだったんだけど、
いち読者としての自分と、それに共感してくれるファンの人。
焦点をこの2つだけに合わせるようにしてからは、
そういったプレッシャーからは開放された。

ただ、自分という読者が「もっと面白いものを読みたい」と
我が儘を言い始めているし、今までのファンの人も、
これからつくかもしれないファンの人も失望させたくはないので、
やはりプレッシャーはつきまとうんだ。

2004 1/19 キター!
体調不良を押して行った外ネームで、
ついに漫画の神様降臨。
急に視界が晴れたように、イメージが湧いてきた。
今でこそ、神様降臨なんていう言い方をするけれど、
実は1年前くらいまではこの感覚が嫌いだった。
なぜなら、この感覚は独りよがりで分かりにくいものを描き始める
前兆だったからだ。
でも、今は多少は表現力も上がってるし、
もし独りよがりになったとしても、それを直してくれるだろう
編集さんもいるのだから、安心して神様を迎えよう。

いつまでいてくれるかは微妙だが…。

とか思ってたら、本業を挟んでいる間にどこかに行ってしまった。
神様はきまぐれだ。

午後、軽い仮眠をとった後、夕方までは気分よくすごせたのだが、
さすがにもともと体調が悪いのに寝不足なもんだから、
案の定、体調悪化。
バカなことこのうえない。

もう一度神様を召喚すべく、体調と精神衛生を考え直そう。

2004 1/18 ちょっと身体が重い。頭と肩と胃が痛い。
それでもなんとか、頑張ってみようと思うのだが、
やはりやる気をそがれてしまう。

風邪ではなさそうなので、多少はマシだけど、
なんにしても健康第一だなあ。
ペン入れとか作業的なステップだったら、
多少具合悪くてもそれなりにははかどるんだけど
ネームはそうはいかない。

楽しむパワーで、体調不良を吹き飛ばさなくては…
いや、その前にこの体調を治すのが先決か?

2004 1/17 エンジンかかったようにみせかけて、いきなりエンスト?
ネームはちょいと行き詰まったが、
なにより絵を描いてるのは楽しいので、よい兆候ではある。

とにかく寒いね。ゆき降ってるし…。
僕は寒さには強いほうなんだけど、それでも寒い。
こりゃあ、風邪引く人がでても不思議じゃない。
案の定、引いてる人がいるみたいだから、
自分も気をつけよう。
引いちゃった人、お大事に…。

なんか、1日中「おなかが減った」と「寒い」ばかり
言ってたような気がする。

2004 1/16 本業を昼過ぎまでに切り上げ、夕方に池袋に出かけた。
まずは筆記具を買いに東急ハンズへ。
お気に入りだったシャープペンが壊れてしまったのと、
やはり使いづらい自分の消しゴムを、以前から知りあいに
薦められていた銘柄に今度こそ買い替えた。
シャープペンは0.3mmと0.5mmと0.9mmの3種類を、
その場の気分で使い分けているので、芯もそれぞれ買った。
おまけに、ピッチマンとかいう、その上で線を引くと、
自動的に水平垂直の直線になるという下敷きも買った。

消しゴムは、流石に薦められただけのことはあったが、
シャープペンの芯の中身はなぜか空だった。

びっくり…。
誰かが、抜いたんだねえ…。

そしてピッチマンの下敷きは、ボールペンでなら使えるが、
シャープペンではまるで使い物にならないことが判明。
僕は水平垂直以外のコマ割りをあまりしないので、
ネームを切るときに便利かと思ったんだけど、失敗…。

買い物の後、ネームをするために漫画喫茶へ。

以前にも話したように、外でネームをやる際、
漫画喫茶は一番コストパフォーマンスが良いうえに、
資料充実、半個室で集中もできるという最適な環境。

だが、せっかくきたのだから、以前から読もうと思っていた
「あずきちゃん」についに目を通すことにした。

すみません。
いい歳をしたおっさんが「あずきちゃん」読んで
胸をときめかせて、あまつさえ泣きました。
このお馬鹿さん加減は、いかにも長月みそからしいと思う…。

「へえ、こういうの好きなんだ?」って嘲笑されるのは
恥ずかしいと思ってたけど、白状します。
すごい好きです。こういうの…。

そんなこんなで、長月みそかとしていい感じに
エンジンもかかってきた感じなので、
明日も引き続き頑張ろう。

昨日の話の続きになるが、
絵柄だとか、ストーリーだとか、まあ漫画に限らずとも、
なにかを創作をしていくうえでは、誰かに似ちゃったり、
誰かが似たようなものを作ったりするコトは避け難い。
でも、本質的なその人にしか出せない匂いってヤツは、
誰かのマネでもなければ、また誰にもマネできないもののハズだ。
そう信じて、僕は僕にしか描けないものを描こう。
「あずきちゃん」で泣いちゃうような、
いい歳しておセンチな脳みそを持ったバカにしか
描けないものを描こうじゃないか…。

2004 1/15 ぐだぐだしてたら、知りあいの某作家さんに追い抜かれてしまった。
前の原稿を終らせたのは僕の方が1カ月近く早かったはずなのに、
今回は、僕がやっとプロットを終らせた時点で向こうはネームのOKか…。
別に競争してるわけじゃないのに、意味もなく焦る。
僕のスタンスって、周りで知ってる他の漫画家さんとずいぶん違う。
よい意味で違ってるならいいんだけど、かなり異端な感じ。
今のところ、それしかできないから、お陰で編集さん泣かせだな。

以前は、人のHP日記とかはあまり読まなかったけど、
最近行き詰まってくると、漫画家であるなしに限らず、
絵描きさんの日記を読んじゃったりする。
で「なんで、こんなにスゲー人がこんなことで煮えてるんだ?」って
思ったりすると、尚更追い込まれたりするんで、
それを悪循環にするんじゃなくて、気合いに変換したい。

日記を読むだけでも、その人が天才肌かどうかが結構分かる。
同じように苦悩している風に見えても、天才と凡人ではなにかが違う。
その点でいくと、僕は本当に凡人なんだなあと笑えてしまう。

凡人といえば、幸か不幸か、僕は今までの人生の中で一度として
「自分が特別な人間で、なにかなしえる才能を持っているに違いない」
という幻想を抱いたことがないので、
そんなに大きな挫折を味わったことがない。
僕の知りあいの絵描きは、そういった感情がもとで
大きな挫折を味わったことがある人が多いようだが、
挫折そのものが大きな糧になると考えれば、
僕の様な生来の卑屈思想の方が、よろしくないのかもしれない。

自己顕示と作家性は切っても切り離せないだろうけど、
同じ自己顕示でも、高い才能を誇示するがための作家活動ではなく、
エロでもノスタルジーでもほのぼのでもなんでもいいから、
誰かしらにそういった感動を与えられる、いち作家としての
長月みそかを確立できればいいと、僕は思っている。

よく、ナンバーワンよりオンリーワンの方が難しいんだから、
軽々しく逃げ口上にオンリーワンを口にするな!なんていう
手厳しい人もいるけれど、本当は誰もが皆オンリーワンだ。
ナンバーワンになろうとする意気込みはいいかもしれないけど、
オンリーワンな部分を上手に伸ばすことの方が大事だと思う。
もちろん、努力を放棄する言い訳にオンリーワンを口にしたら、
そりゃあ漫画にかぎらず、創作全体に対する冒涜だろうけどね。

プロ作家や、面白いものを描ける作家のすべてが天才なわけではないし、
頑張ったからといって、それが認められて当然だというわけでもない。
だから才能も努力も、作品のよしあしとは必ずしも密接な関係ではない。
才能や努力によるクオリティの誇示より、いいものをつくろうとする
心構えこそが大事なのだろうと、自分の考え方の原点に立ち返ってみる。

自分を見失いそうなとき、この原点に立ち返る作業は、
僕にとって、とても大事なことなんだ。

関係ないが、年末ジャンボ宝くじをネットで購入していたのだが、
ネットで申し込むと自動的に口座から代金が引き落とされて、
当たっていたら、やはり自動的に当選金が口座に落ちるというものだったので、
買ったことすら忘れていた。
今日、口座への出納状況を確認していたら
「タカラクジトウセンキン」なる項目が…。
3千円分(10枚)買って、1万3千円当たっていたようです。
今まで、といってもあまり買ったことはないけど、買った中では最高の当選額。
それにしては、なんとも味気なく、感慨のない当選だった。

2004 1/14 10月初旬にジーンズを買った。
靴とジーンズは滅多に買わない分、買うときは値段を見ないで
気に入ったものを買うようにしている。
なんでリーバイスの501なんて買ってしまったのだが、
当時、自己最高記録の体重をマークしていたため、
ダイエットが成功しつつあるこの頃では、とてもゆるくて仕方がない。
ということで、新しくジーンズを1着調達した。
今回は然程高価なものではないが、
前回の501のサイズの36に対して今回は31。
一気に5サイズも落ちた。
20歳そこそこのころは28を履いていたのだから、
36っていう数字自体がおかしかったのだ。

せっかく買った501を3カ月で手放すのはもったいないので、
ぶかぶかだけど、しばらくは履こうと思う。
もっとダイエットが進んだら、今回買った31サイズのものも
ゆるくなっちゃうんだろうな。
流石に16kg痩せたあたりから、また落ちにくくなってきたので、
ここらあたりが正念場。健康的な標準体重まではあと4kgだ。
実はこのHPの「favorite」で、ダイエットの報告なんていうのを
こっそりやっていたのだが、やはりグラフをつけるっていうのは
目標に近づく感じが実感できて楽しい。

ただ、ダイエットを始めてから、ちょっと疲れやすくなった。
これはなんとかしないとね。
健康のためのダイエットで不健康になったら、本末転倒。

今日は、ネームを考えたり、請求書や帳簿と格闘したり、
そんな1日でした。

2004 1/13 プロットを微調整をして、伏線やら相関図を整理する。
全話よまないと理解できないような伏線や相関を使ってもOKになったので
かなり好きなようにできるのだが、それによって生意気にも次からは
「前回までのあらすじ」みたいな柱が入るかもしれない。

デビュー作がいきなり連載というのも、全くもって生意気だが、
それはそれで、当然のように大変なことです。
やっとのことで、エンディングまでのおおまかな流れも確定。
予定では全部で5話になりそうということになりました。

1話のはずが3話、そして4話、でついに5話…。
どんどん増えてしまったが、それもまた自分らしい。
すてぃるぶるーを描いていたときの無計画っぷりに似ている。
でも、半分行く前に、エンディングまでの見通しがついただけ
今回はだいぶマシなんだ。
なんにしろ、せっかくここまで来たんだから、
最後まで打ち切られずに描かせて貰えるように
頑張らなくちゃね…。

昨日の時点では、今作の面白みの焦点が自分であやふやだったが、
やっとピントがあってきた。
まあ、自分的にはいい感じなんで、自信を持とう。

ふと、思ったんだが、ちょっと前に流行っていた性格分類テスト。
アレって逆に使えばキャラ作りに応用できるよなあ。
ずいぶん前にも同じようなことを考えていたんだけど、
気がついたら、まだ一度も実践していなかった。
ネットで有名な「キャラミル研究所」のツキアイゲノムの結果とかを
キャラ設定の横に書いておくだけでも、役に立つかもしれない。
そう思ったら、先日出したキャラ設定本にも追記したくなった。
まあ、再版手続は終っちゃったので、次の機会にしよう。
次作るキャラからは、実践してみたい。

ちなみに、自分のツキアイゲノムはピュア・マザー・リアリスト(ホット)。
夢見がちで暑苦しい人間ってことか…。

2004 1/12 長い道のりだったが、ひとまずひな形になるプロットが出来た。
プロットというだけに、アイデアの段階でしかないのにもかかわらず、
ここまでになんと2週間を要した。
アイデアをだすために、思考を巡らそうとすると脱線して、
つい内省的に自分のことを色々考えて滅入るという
つまらない悪循環も多かったし、
排除したかった様々な足枷も、なかなか排除しきれず、
長々と引っ張ってしまった。
最終的には、完成度だとか、商業的なお約束事だとか、
さらには読者のことすらも一切忘れて、
描きたいものを描こうというスタンスになれたので、評価はともかく、
自分的にはこれでいいという状態にできたと思っている。
これが本当によいものかどうかの判断は、もう自分にはできないので、
ひとまず編集さんにゆだねてしまおう。
もちろん、これからネームに起こして作画をしなければならないので、
まだまだ遠い道のりだ。

このプロット中にも、はげましやらヒントやらいろいろ貰った。
本当に嬉しいことです。ありがとう!
まわりも、みんなぎりぎりのラインで身を削って頑張ってる。
流石にプロットに2週間かけた自分がいちばん駄目っぽい感じだが、
見習って、頑張って追い上げたい。

今回、自分もちょっと壊れそうなくらいテンパってしまったけれど、
やっぱり、漫画を作るということは魂を削るので、
それに日常での様々な事象がかさなったら、
壊れちゃう人がいても、おかしくはないんだなと思った。
壊れちゃ元も子もないので、皆にも頑張って欲しいし
僕は僕で、壊れる限界ぎりぎりでかつ、壊れない程度に頑張ろう。

今回の煮詰まり脱出の精神的なタイミングやコツが
次に活かせるように後で分析したい。
とりあえず、大きな煮詰まりからは一旦脱した。
さあ、気を引き締め直していこう。

2004 1/11 ラムズがプレイオフ初戦敗退。
今年は、ヘッドコーチの采配やQBの不安定さなど、
安心してみていられるチームではなかったので、
ある意味、よくプレイオフまで出てこれたものだとは思うが、
シーズンエンドに対する落胆は隠しきれない。

しかし、落胆している場合じゃない。
今日も、何人かの選手は、すごい働きで最後まで、
勝利のための奇跡を見せてくれた。

彼らのようなスーパースターですら、想像もつかない努力の上に、
さらなる意気込みで、奇跡を現実にするべく頑張っている。
自分の様な凡人がただ嘆いているだけで奇跡が起きるわけもない。

僕も、自分にできることで、はやいところ奇跡をたぐりよせよう。
奇跡は待つものじゃなく、引き寄せるものだと思った。

2004 1/10 GWのレヴォへの申込書を書いておきながら投函するのを忘れてた。
締め切りは昨日必着だったが、今日直接受付を赤羽でやってると
言うことなので、まあそんなに遠くないからバイクで行ってきた。
たしかに、受付会場で「直接入金できない」とはどこにも書いてなかったけど、
「郵便振替しか対応しません」ともどこにも書いてはなかった。
案の定、会場からぞろぞろと土曜の午後の規模縮小された郵便局に押し寄せて
パニックになる人たちの様相は酷いものでした。
もちろん窓口受付はやってないうえに、機械まで壊れてしまい、
別の機械でも振り替えができると分かったころには、17時ちょっと前。
17時には機械も止まってしまうので、ホントにひどいパニックだった。
僕は、なんとか間に合ったけど、間に合わなかった人も多いんだろうな…。

たしかに、本来の郵送締め切りを守ってなかったのだから、
文句をいえた義理じゃないかもしれないけど、
パニックがおきるような状況を作ってくれた、郵便局の怠惰な対応や、
レヴォスタッフの融通の効かなさには、少々呆れました。
クリエイションやティアは、直接受け付けは現金払いだったのにね。

まあ、その他は例によってプロットを考えつつも、
どうどう巡りになって悶々としている一日でした。

2004 1/9 とくに書くことのない一日。
プロットが浮かばないストレスに、やや壊れ気味で
何をやってたか思い出せない時間帯がある…。

督促の電話に、ひたすら現状を素直に告白しつつ、平謝りした。

偉そうな理想かかげたところで、締め切り守れなきゃ
プロとして失格だなあ…。

逃避がてら、大庭さんのところの落書き本に一枚寄稿。
なにやってるんだ…。

2004 1/8 やはり、すんなりと下版とは問屋が卸してくれなかったが、
やっと下阪したので、今度こそ漫画にとりくめる時間がもてそう。

昨日の話に出てきたガソリンとは、
わかりやすくいえば、情熱というか萌えというか、
ウチからわき出る創作の根源的な力そのもの。
作りだすことの義務感に追われて、描きたいという気持ちが
どこかに置き去りになっている自分がそこにいた。

そういえば、漫画を読むことすら最近は減っていた。
気負いすぎて、視野が狭くなりすぎていたらしい。

いいものを見たり、日常の観察や洞察から、
描きたいことを導き出す工程はとても大事だ。
それさえ忘れなければ、作品作りはゼロからのスタートではない。
ゼロには何をかけてもゼロのままだから、
まず、基本になる自分の描きたい衝動を喚起して、
それをベースに、かけ算していかなければならないだろう。

昨日入ってきた新規の仕事はなくなった。
クライアントのいつもの懐具合でいえば出さないだろう額面を
提示したら、いともあっさり引いてくれたのだが、
暴利を要求したわけではない。
世間的に言えば「相場」というやつだ。
つまり僕は普段、相場以下の値段でいいように使われすぎている。
これじゃ、いくら忙しくても儲からないわけだ。
漫画は、単行本でも出ないかぎり、本業に比べれば
たしかに儲からない仕事かもしれないが、それでも頑張った分は
正当に評価してもらえる業界の様な気がするので、
本業の方も、いつまでも独立当時の額面でやらされないで済むように、
独立から8年経って成長している自分を理解してもらえるように、
きちんとアクションをかけていかないとならないな。

今回の本業の修羅場で、いつもと同じことを考えていた。
自分に出来ることをやり切ってもいなければ、
問題に対する善後策を考えるわけでもなく、
ただいたずらに不平だけを並べる人のいかに多いことか…。
自らの権利や主張だけで、問題に正面から取り組まないくせに
いつだって、自分が被害者だと思い込んでいる。
まあ、自分が被害者だと思ってりゃ気は楽だろうけど、
そのスタンスで自らが加害者になっていることには
永久に気付かないんだろう。

「ああ、かわいそうに。おつむが弱いのね。」と毒づきながら、
僕は、僕に出来ることをやるだけだ。

2004 1/7 二年ほど前の、今日のような陽気の日だった。
当時乗っていたバイクのエンジンの具合が悪かったので、
ショップで見てもらっていた。
そうしたら、若い男の子が僕と同じYB-1を持ってきて、
やはり、エンジンが調子が悪いというのだ。
向こうはウンともスンとも言わないというので、
僕は彼を優先してもらうように言って、
出してもらったコーヒーをすすりながら様子を見ていた。
ワイヤーも、キャブも電送系も何一つ問題はないようだったが、
しばらくして、店員さんが言った。

「ガソリンが入っていないよ…。」

その時は、つい笑いをこらえるのに必死だったけど、
今の僕がまさにそれだと思った。
多少なりに経験は積んで、描くコツ見たいのを
少しなりとも掴んだつもりでも、
肝心なガソリンが入ってないみたい。

いろんなノウハウを学ばせてもらっているし、
今日も沢山のヒントを、色んな作品や、人との会話で手に入れた。
でも、肝心なガソリンが足りないようだ。

仕事じゃあ、締め切りから逃げたりしたことなんてないから、
世の漫画家が締め切りから逃げるって話を聞くたびに、
「ああ、社会経験乏しいから仕方ないのかなあ…」なんて
おこがましくも、偉そうなこと考えていたけど、
今まさに、締め切りから逃げている漫画家がここにいる。

わかっちゃっているけど、
前向きにどうにかしないとな。

給油も必要だけど、ひとまずリザーブタンクの中身に
まだガソリンが入っていることを祈る。

年明け早々どたばたしていた本業も、
予定通りなら明日の夜には下版。
新規の仕事も入ってきたが、気乗りがしないし、
今はただでさえどうにもならない漫画に集中したい。
今ある仕事はなんとかこなして、新規の仕事は
たまには値段ふっかけて、体よく断ってみよう。

煮詰まり解消にと向かった本屋で、カレンダーを買う。
松の内ももう明けたというのに、壁にカレンダーをかけた瞬間、
2004年は、もうはじまっているのだということを
いまさらながら感じた。

日記を書くくらいスラスラとネームが切れればいいんだが、
どうにも肩ひじ張りすぎて、身動きとれなくなりつつある自分に
いつもとちがった言葉をなげかけてみる。

頑張るな!
今置かれている、その状況を楽しめ!

2004 1/6 昨日に引き続き、早朝から他人のしり拭いの仕事で、
まるまる一日以上をつぶしてしまう。
プロットをやるためにあけておいたはずなのに、
気がついたら、翌5時ちかいじゃないか…。

嘆いても仕方ないので、気持ちを切り替えてプロット作り。

2004 1/5 流石に本業が始まって、ドタバタし始めました。
自分が仕事で忙しかったり、ふて寝していたりとタイミングが悪く、
チャットでのすれ違いが多かったりするんで、後で気付いて後悔したり。

でも、なんにしろチャットとかでプロットの悩みを人に話すと、
ちょっぴり光明が見えてくる。
助言を貰うからというよりは、人に話そうとすることで、
頭の歯車がかみあってくるからだと思う。

だったらカミさん居るんだから、カミさんに話せば?
ってコトになるんだろうけど、
僕の作るお話は、カミさん的には好きじゃない方向性になりがちなので、
こればかりは協力してもらえないんだ。
まあ、なんでもかんでも趣味が同じなワケはないのは当たり前だし、
下手に相談しようにも、カミさん相手だと甘えが生じて、
自分のやりたいことと違うことを言われると反論してしまいそうだから、
結局、作家仲間に相談することになる。

しかし、ふと気付いたのだが、
もっとも相談すべき相手である編集さんに相談するということを
ついつい忘れてしまっている。
できあがったものを見せなくてはならないと思い込んでいるから、
途中経過の悩みをぶつけることが出来ないでいたんだな。

全然、牛歩ですみません。担当様。
素材が少しでもそろい次第、逐一相談させてもらいます。

本業の方は、自分の関知しないところで起きた伝達ミスのしり拭いで
明け暮れてしまった。
平時でも同じだが、盆や正月、GW越しの仕事は伝達ミスが命取り。
言った言わないの水掛け論をするより、いかに報告義務や確認義務を
まっとうできるかが大事なのだと、新年早々キモに命じた。

2004 1/4 どうにもこうにも、プロットが浮かばないと言い始めて
もう1週間以上経っている。
もうネームがある程度進んでいてもおかしくないはずだ。
にっちもさっちもいかないので、本屋に行く。
適当に乱読すると、吼えよペンでは炎燃がネタだしのために
ビデオ屋で悩んでいた…。

今こそ共感。

とにもかくにも、まるで脳みそが働かない。
この状態はなんといえばいいんだろう…。
頭の中にはおぼろげながら、いくつかのピースが
出かけてるのだが、それらがどうにも組み合わすには
矛盾しそうだと思い込むと、おぼろげなピースは
カタチにすらなってくれなくなる。

とにかく、カタチにならなくていいから、
素材を集めよう。

お話にしようと、無理にひりだしたネタは、
絶対につまらないものになりそうだから、
ロジックだけで考えたくはないのだが、
いまいち感性が冴えない現状では、この拙いロジックだけが頼り。
テンパってるのは確かだし、変に気負ってるのは良くないので、
漫画としての完成度を…とか、商業誌だから…とか、
そういうのを一旦、頭の中から排除したほうがよさそうだ。

プロットが出てから悩むことは多いけど、
プロットでここまでつまるとはなあ…。

なんにしろ、全エピソードを考えないで連載を始めたので、
今までにつかったエピソードやセリフや伏線が、
ところどころネックになっている。
ここら辺は、演繹的手法の欠点だなあ。

2004 1/3 三が日も終わり、来週からはまた本業も始まる。
ネームならいざしらず、プロットでここまでつまるのは、
デビュー以来初めてのことだ。
なんとかしなくちゃ…。
いくらなんでも「何が描きたくて、どこが面白いの?」と聞かれたときに、
何も答えられないようなものは描きたくないから、惰性では描けない。
なんて、思い込んでいることが精神的なブロックになってるのかも。

午後、実家方面に年始回り。
楽しかったのだが、早々に引き上げてくる。
それでも、その間に編集さんから留守電が入っていた。
後日かけなおすというのは、明日のことかしら。
留守でよかった。
何も浮かんでないと言うのは、直接はいいにくい…。
かけなおして貰えるなら、次にかかってくるまでに
なんとかしないと…。

いかんなあ、1年の計にあたる元日を
プロットすら浮かばない状態で過ごしてしまったなんて、
だいぶ縁起が悪いぞ。

カミさんが、大庭さんからいただいたゲームにはまってる様子。
今月も忙しかったり、漫画が上手く描けないとかで、
テンパったりするだろうから、ゲームにはまってて貰えると
助かるなあ。

本当なら、元日はプロットもネームもある程度目処がついて、
買いためたDVDをのんびり見るつもりだったんだけど、
そうは問屋が卸してくれなかったようだ…。

あ、映画で思い出したけど、
先日、町中でごくごく普通にハリポのネクタイしてる女の子発見。
あれはコスプレの領域に入るんだろうか…?
ハリポとおんなじものだというのはアレでナニだったけど、
似合うコがしてると、あーいうのは結構いいね。

自分で描くのは苦手だけど、最近ちょっと足フェチっぽい。
町中で女のコのかわいいあんよが見れるのは、
素直に嬉しくもあるんだけども
この寒い時期に生足をほうりだされると、
「大丈夫?寒くない?おなかこわさない?」と
やたら心配になってしまう。

2004 1/2 プロットで唸ってるうちに1日が終る。
夜、来客があったので、慌てて部屋に足場を作った。
そういや、片づけが後回しになったままだなあ。
暫定的にしか片づけをしてないのだが、
また原稿がおわるまで先送りにしちゃうんだろうな…。

明日は午後から年始回りの予定なので、
それまでにプロット確定といきたい。

考えれば考えるほど、思考がとりとめなくなるんで、
3歩進んで2歩さがるどころか、足踏み状態。
お話作りは、なにか降ってくる感じがないとホントに辛い。
そろそろ、降ってこないもんかな…。

なにやら、カミさんが売り子用に丸襟ブラウスを買おうとしている。
まあ、買ったとしても、カミさんはカミさんでサークルあるんで、
今回みたいに僕だけが受かるという状況でもなければ
着て来る機会はないだろうけどね。
冬コミでは、スクール系でめかし込んできたかなと思ったら、
途中から、謎のかぶり物をしていた…。あれはいったい…。
時間帯によっては、ブース内に女性がふたりいたと思いますが、
カミさんは売り子をしていた方です。

ダイエットをしたおかげで、僕は半年ぶりの友人やお客さんに
「痩せた?」とか「やつれた?」とか言われたものの、
カミさんは基本的にもともと丸顔なので、同じくらい痩せたのに、
あまり気付いて貰えなかったのが不憫だった。

そういや、今日の来客も然り、年越しを過ごした仲間や、
コミケの打ち上げをしたメンツや実家の友人。
いろんな友人がいて、それぞれの距離感があるんだよなと思う。
でも、自分が相手に感じている距離感が正しいのか不安になって
しまうので、ついつい友人関係はすべて受け身になっている。
それでも、つかずはなれずの友人に囲まれているということは、
ホントに幸せなんだなと、年末年始の友人に会うことの多い
この機会に思い直した。

でもあいかわらず、どういうタイミングで、
どういう方法で連絡したらいいのかが分からず、
結果的に疎遠になっている知りあいも少なくない。

気にしないで、連絡すりゃあいいんだろうけど、
意外とそういうところ臆病だったりするんだよね。
遠かったり忙しかったりと、いろんな理由で疎遠になっている人と
不自然なく会う機会を作るのは、ちょっと難しい。
自分は、いきなり電話とかもらっても嬉しかったりするけど、
自分からはメールを打つのすら躊躇ってしまうんだから、
ホントに受け身人生だなあ…。
よろしくない。

ああ、そうか!
だから僕の漫画の男の子は、総じて受け身なんだな…。

2004 1/1 明け方、年越しをした友人と近所の神社で初詣。
去年もここで初詣をしたのだが、その時のおみくじは「大凶」だった。
正月に「凶」を引くのは縁起がよく「あとは運気があがるだけ」という
意味なのだそうで、実際去年は登り調子だった。

そして、今年はどうなんだろう?
と思いながら引いたおみくじは「中吉」…。
可もなく不可もなくといった微妙な感じ。
細かいところは、かたっぱしからさらに微妙で、
本当に中吉なのか疑いたくなる内容ではあった。

事業:信心して苦境に耐えよ。
待人:来らず、報せはある。
相場:借金に苦しむので投資控えよ。

今回も結んできちゃったので、きちんとは覚えてないけど、
去年の「大凶」の方が、良いこと書いてあったような…。

まあ、運勢やら信心はともかく、頑張らなきゃ何も起こらないし、
1年の計はなんとやらともいうので、
ずるずる引き伸ばしてるプロットを早く上げなくては。

さてはて、去年もそうだったんだけど、
さすがにネット時代なので、年賀メールなんていうものを
もらうことも多いのですが、僕の携帯電話はドコモのムーバなので、
残念ながら、添付メールは受け取れないんですよね。
なんか添付がついてたような形跡のあるメールとか
もらったりすると、見れなくて歯がゆい感じを覚えたりします。
やっぱりドコモはドコモでも、FOMAにしたほうがよかったかな…。
他社と比べて、添付に対応していないって言うのは
ドコモムーバの絶対的に弱い部分だと思う。

それはそうと、結局いわゆる「年賀状」というやつを
まだ描いていないので、プロットが煮詰まるくらいなら、
気分転換にそれをやるってのもアリかな?




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