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日記:2004 Jul.
2004 7/31 仕事が増えた。
受けた仕事は、大きな仕事の内の一部のフォローだけのハズだったが、
昨日の夜になって、全部やってくれと言ってきた。
それも週明けまでに…。
できれば金曜の夜中に言って欲しいセリフじゃあなかったけど、
まあ乗りかかった船だ。
ということで、今日はそれに従事していた。

朝、なんかウナギバーガーとかいう珍品が食えると聞いて、
池袋にそれを食べるためだけに足を伸ばしたが、
期間限定の最終日だったため材料がきれていたらしくアウト。
かなりしょんぼり。

明日のお通夜に参列するために喪服を出してみたら、
痩せたせいで、お腹に広辞苑1冊以上は入る隙間ができていたので、
慌ててブラックスーツを新調した。
ほとんど待ち時間なく作れたので助かった。

予定外のコトをしていた実感がなかったので、忘れていたが、
プロットには手をつけていない。
しまったな…。
今からまとめられるかな?
焦りたくはないが、あとあともあるしで、困ったところ。

2004 7/30 最近また生活リズムがずれていて、日がすっかり昇ってから寝た。
今日はそんなに仕事の電話があるとは思っていなかったのだが、
その油断した予想を大きく裏切って、電話づくし。
結局、寝たり起きたりを繰り返しているうちに夕方になり、
疲れも殆ど取れず、ひどい頭痛を抱えながらの活動開始。
今日は、どちらかというと考え仕事が多かったので、
文字通りこの頭痛はちょっとイタイ。

ひとまず先日買った眼鏡が今日できあがってきているはずなので、
店が閉まる前にととりにいく。
レンズは今までのと微妙に違うので、慣れは必要そうだが、
似合うかどうかの問題は、カミさんには好評だったので安心。
かけてみて、今までで一番鼻のすわりがいい眼鏡だと思った。
ボクは鼻の付け根が極端に低いから、これはとても助かる。

仕事場で排煙の為に使っていた扇風機は、引っ越しの時に
クライアントの担当営業の人にお祝いで買ってもらったものだったが、
3年間、ただひたすら部屋の煙を家の外に排出する換気扇の役割をまっとうし
ついに壊れてしまったので、新しく買い直すことにした。
今までご苦労様でした。

買い物を済ませているウチに頭痛は多少治まったので、
帰宅後、遅れをとりもどすべく作業開始。
どうやら結構忙しくなりそうなんで頑張らないといけないけど、
健康と精神衛生と、生活リズムや身の回りの環境。
すべてがイイカンジであれば、切り抜けられるだろうから、
やみくもに頑張るのではなく、常にベストなポジションをキープできるよう
工夫していきたいと思う。

そういう意味では、今日は失敗だったから反省している。

2004 7/29 朝一でファックスが入る。
仕事かと思ったら、訃報だった。
ボクとたいして歳のかわらないクライアント先の主任さんが
長い闘病生活を終えたらしい。
彼女と直接仕事をしたのは一度しかなかったが、
何度となく話したことのある人だった。
助かる見込みがないと聞いていたので、長く苦しむよりかは…と
思っていたが、本当のところはどうだったのだろう。
まだ結婚したばかりで、人生これからっていうときだったからね。
心より御冥福をお祈りします。

それとは別に予定がいくつかずれこんで、
大事なクライアント先に大幅に遅刻する。
昨日同様大きな問題にはならなかったが、遅刻は極力避けたい。

もしかしたら立ち消えるかな?と思ってた玩具系の仕事が入ってきた。
このシリーズは人気の為、リピートが続いていて、
一回あたりの仕事の規模も大きいので、
近年ではウチの主力の仕事になっているが、
商品特性上のお約束が多い分、
ドラスティックにデザインを変えるのがとても難しいのだ。
さすがにそろそろネタがつきてきてヤバイ。
今後どんなに続いてもいいように、少なくとも後もう数種類は
違うパターンを出しておいて、その後は上手に使い回そう。

玩具メーカーの帰りがてら、
昨日入った新規の仕事のために市場動向の取材をする。
今回のクライアントは、小中学生に絶大な人気をほこっている
某子供服ブランドなので、取材と称してショップに向かった。
もちろん店の中は、小中学生の女の子だらけ。
デザイナーとしての取材をしてるのか、
長月みそかとしての取材をしてるのか、
途中から自分でも分からなくなってしまった。
どちらにしろ仕事ということで、どうどうと居座れたのは
特権だったのか、それとも職権乱用?
そのショップにあったマネキンの1体が、理想的なプロポーションで
資料用に欲しくなったが、あっても邪魔だなとも思った。
アレのミニチュアが欲しい。

実はこの仕事、夏休み向けのものだったらしく、
昨日打ち合わせしたばかりなのに、今日中に提出なのだ。
そりゃそうか。
もう夏休み始まってるもんね。
また誰かが仕事を寝かしてたんだろうなあ…まったく…。
ということで、取材の成果が発揮できるウチに片づける。
デザインの方も実は未だに自信がないので、
いつも提出の際には「喜んで貰えますように…」と願っている。
デザインが出来た瞬間は「自分もしかして天才?」とか
一瞬だけ勘違いすることもあるんだけど、すぐに正気に返る。
今回のも評判いいといいな。

夜、もうひとつの仕事の件で電話があった。
これはまだ未決定事項だが、この仕事に関しては立ち消えて欲しい。
苦労のわりにハイリスク・ローリターンな仕事で、
実際、この仕事で以前200万円の賠償問題が発生している。
その時は、なんとか全額はらわないで済んだものの
個人経営で200万は死活問題なので、さすがに今回も腰が引ける。
その上、値下げ要求をしてきているようなので、
いっそのこと逆にふっかけてでも、仕事が入らないようにしたいくらい。
もちろん、前回の賠償問題を引き起こした原因の作業フローを
直受代理店の方で改善してくれているなら話は別なのだが…。

漫画では、明後日にはプロットを提出しなければいけない件が2件ある。
片方は殆ど決まったので、テキストにすればいいだけだが、
もう片方は、未だに指針が見当たらない。
頭のなかでは、もう数通りのパターンを模索したが、
どれもまだしっくりこないのだ。
考えをまとめるためにも、没にした案を書き出す必要があるな。
問題なのは、自分にとって面白いものを描こうとはしていつつも、
世間的に認知してもらっている「みそか節」の魅力というものを
自分自身がまるで把握したり分析したりできてないということだ。
まあ、下手にそれに気づいちゃうと、空ぞらしいものが出来そうだし、
こうやって、ずっともがいてるぐらいが丁度良いのかも知れないな。

8月の修羅場を目の前にして、精神状態はそれなりに良好。
心無い誹謗も冷静に咀嚼して
「なるほど、そういう考え方もあるんだね。」とのみこめる
かつてはあたりまえだったハズのニュートラルな状態だ。
叩かれることや、失望されることを恐れて縮こまっていては何も出来ない。
のびのびやれる精神状態は、自分でつくらなくちゃね。

2004 7/28 打ち合わせの期日に行き違いがあったのが、どちらのせいだったか
それ自体にはなんの意味もないのだが、どうして行き違ったのか?
そこには興味があった。

打ち合わせに出かけて、担当営業のノートを見たときに、
その原因がなんとなくわかった。
彼のノートには、打ち合わせの期日を日付ではなく曜日でメモしてあった。
彼の字はお世辞にもあまり上手くはないので、ボクから見ても、
その走り書きが「水曜」なのか「木曜」なのか判断がつかない。
………たぶんこれが原因なんだろう。
たしかにアポイントは曜日で確認した記憶があった。

まあ、すぎたことだし、大きな問題もなかったし、
理由らしいことが分かっただけで満足。
もっとも、ボクが打ち合わせを忘れていたというコトになったのは
信用問題としてはマイナスだから、今後の仕事でとりかえそう。

流石に夏コミを前にして、まわりは慌ただしい。
僕自身もそれなりに大変そうなんだけど、同人ではあえて自分の首はしめず、
できることからコツコツとやって行こうと思う。
昨日までやっていたネームは一旦休止。
今後しばらくは本業と商業誌に集中して、目処がたったら再開したい。

2004 7/27 戻ってきた仕事をこなしていた。
夜、友人が訪ねてくる。
彼の端末からでは申し込めない通販を代行したので、
それを引き取りに来たのだ。

ファミレスでだべりながらLOの指針を考えていたら、
彼の終電がなくなってしまったので、
始発を待ちがてら、家でもだべる。
いろいろ漫画の件とかで相談にのってもらった。

彼を見送り、
そろそろ眠ろうかと思った矢先に電話が来る。
「今日の打ち合わせの件だけど…」というのだが、
ボクの記憶では打ち合わせは木曜日のはずだ。
徹夜で日が変わっているとはいえ、今日はまだ水曜。
どういうことだ?
ボクはボクでスケジュール表にメモってあるので、
どっちかが間違っている。
ひとまず自分が間違っている可能性もあるので、
謝っておくが、どうにも釈然とはしない。
打ち合わせまでは少し時間があるので、それまで寝るとしよう。
続きは明日の日記で…。
いつも思うが、徹夜すると日記の付け方が難しい。

2004 7/26 月曜恒例のどたばたを片づけたあと、今後のスケジュールや
手を付けていない仕事のアイデアを考える。
ある程度ひと段落したので、漫画も進めようと思ったら
そこにちょうど編集さんから電話があり、
単行本や次回作のコトを打ちあわせ。
ひきつづいて電話があり新規の本業が入ったり、
長いこと眠っていた仕事が戻ってくる。

ひとまず新規の仕事は明後日からだし、
戻りの仕事も、校正を貰うのは明日なので、
ファミレスでネームの続きをした。

ネームに出かける寸前に、また他人の尻を拭く仕事が入ったので、
帰ってからそれをやった。

漫画の進みはちょっと良くなかったが、
本業はトラブりつつも、コンスタントに進んでる。

夕飯は一年ぶりくらいに天丼を食った。
美味しかったんだけど、やはり胃にはかなりヘビーだった。

2004 7/25 特筆すべきことのない1日。
早朝から仕事をして、正午前後にちょっと昼寝。
仕事のノルマを終らせて、夕方からはネームをやっていた。
どれもこれも、まあそれなりなペースで進んだけど、
それだけの1日。

ここのトコロ、イベントだらけだったんで、
久しぶりに珍しいくらい普通の1日だった。

早くもやや夏バテ気味なんで、体調には気をつけなくては…。
体重がBMI標準値よりも7kgも下回ってしまった。
できれば脂肪ではなく筋肉で体重をとりもどして、
かつスタミナもつけたい。

2004 7/24 午前中に仕事を一件片づける。
今週末は仕事が少なめなので、今日のトコロのノルマは終了。
昼過ぎに友人数名がパフェを食べる会を計画していたので、それに参加。
何度か行ったことのある喫茶店だったので店の雰囲気は知っていたから
いつもどおり皆がだべってる横でネームでもしてようと思ったのだ。
しかし当初の予定の店、池袋の蔵王は潰れていた。

仕方なく別の店を探し、不二家レストランに落ち着く。
ここは流石にネームってカンジじゃなかったし、
食べ終った後に長居できる雰囲気でもなかったので、完食後早々に店をでる。
次はどうするのかと思ったらカラオケだと言うので、
それならネームはできるなと思い、同行。
きりの良いところまでネームが進んだところで、ちょうどお開きになり、
その後は別の喫茶店で一人でネーム。
誰かまではわからなかったけど、
ふたつ隣の席で漫画家と編集が打ちあわせしてた。
封筒の雰囲気からするとコアマガジンぽかった。
そして夜、観劇の終ったカミさんと合流してからファミレスでネームをして、
都合、今日1日に3ヶ所でネームを切ったことになった。

結果はというと、これがかなりイイカンジ。
もっとも、ネームの早い人からみればかなり遅いんだろうけど、
ボクにしては上出来すぎるペースだったし、
テンポもカメラワークもいつもより冴えてたカンジで楽しかった。
一人の時間と、一人じゃない時間の緩急がよい結果をもたらしたのかな?
ただの偶然かもしれないけどね。

仕事もノルマをこなせてるし、漫画もイイカンジだったし、
しっかり遊べたしで、スゴク充実した1日でした。

そういえば、カラオケを出た直後に携帯メールが一通届いた。
以前からカラオケに行きたがっていた友人からで、
「カラオケが死ぬほどしたいので、時間ありませんか?」というモノ。
ホントにちょうど店を出た直後だったので、すごい運が悪かった…。
できれば、是非今度御一緒したいです。

「よく働き、よく遊ぶ」が意外と実践できてるかな?と思うけど、
流石に、ちょっとばかり遊びすぎかな?とも思うので、
これ以上はタガが緩まないようにしよう。

2004 7/23 池袋に出かける用事はあったが、朝食を思わぬところで食べることになった。
ナンジャタウンである。
入場無料のチケットをよくよく手にすることが多い上に、
行動半径内なので、自分にとってはかぎりなく敷居の低いカンジの遊園地。
今回も招待葉書があったから、それを使って入場。
朝からギョウザというヘビーな食事でスタート。
カミさんと友人は、今日から始まるシュークリームイベントの
記念コインをもらうのが目的だったらしい。
開園早々に行ったはずが、300枚あったハズのコインはのこりわずかで、
イベントの盛況ぶりが伺えた。

今、ナンジャタウンではシュークリームの他にアイスクリームのイベントも
常設でやっているので、夏休みともなると女の子で溢れ変えるらしい。
これほどとは予想していなかったので、かなり目の保養になりました。
大勢で来てはしゃいだり、喧嘩したり、一生懸命相談したりする
生の女の子達を見るのは、結構よいものでした。

とりあえずメシを済ませてから、ファミレスでネームを始めたが、
熱中症と冷房病を交互に繰り返したらしく、脱水症状やら寒けやら、
体が変調をきたしたので、昼過ぎに安全の為一時帰宅。
帰宅と同時に仕事の電話もあったので、
午後は家で仕事をこなしたりネームをしたりしていた。
気がつくと症状は緩和したが、
具合が悪いときに一人で外にいるのは、とても怖いと思った。

猛暑やら強冷房やら、あまり体にはよくないことが多い今日この頃。
挨拶では「お身体に気をつけてください」と、言ったり言われたりするのに、
つい気をつけることを忘れてしまいがちなので、本当に気をつけたい。
今日も一応、つば広の麦わら帽子はかぶっていったんだけどねえ…。

深夜、クライアントが一件来る。
仕事が長引いたようだったが、今夜から旅行だそうで、
打ち合わせを明日にするというわけには行かなかったようだ。
もちろん深夜だろうが、打ち合わせには付きあいますとも。
せっかくの旅行だからね。
きちんと楽しんできてほしいものです。

一昨日のトラブルの件で、担当者の頭が悪いのかな…と思ってたら
冗談抜きで本当に悪かったらしい。
ここしばらく別件でもトラブルを頻発させているとの話。
話を聞くだに、まだ50代前半なのに早くもボケちゃったっぽい。
なおさら諦めるしかないカンジ。

2004 7/22 昨日発生したトラブルは、理不尽というよりかは不条理なものだった。
たぶん間に入った誰かが、とんでもなく頭が悪いか、
もしくは面倒なことは何も考えたくなかったんだろうね。
この原因を作った相手と直接話ができないのは、ちょっともどかしい。
いつもなら、こういう不合理が発生したときは、
さもすれば皮肉になってしまうのだけど、
どうしてそれが起きたのかを、その当人と話し合うことにしている。
その方が、ただ不満を腹に溜めこんで
不運な被害者を気取るより建設的だと思うからだ。
結果的に、どんなにその不合理が解消されなかったとしても、
こういった建設的な努力を試みたことで、ある程度は納得できる。
逆に、これをしないで飲み込んだ不満は絶対に後々しこりになる。
もっとも、今回も担当営業の方が、ボクが直接渡り合えない分は
尽力してくれているハズなので、仕方のないことだと諦めがついている。

とか思ってたら、今日になって別件でも新たにトラブル発生。
クライアント先で、ボクが関わっていない仕事がトラブって
その善後策を出せるのがボクしか思いつかなかったらしく御指名。
まあ、そうやって指名してくれるのは嬉しいが、
この手のケースは、往々にして中途半端な状態で放棄されたものが多く、
ゼロからやるよりも、はるかに面倒なのだ。
そして当然のように、最初からウチにこなかった仕事だけあって
予算がないので、面倒なわりにはお金にもならない。
ぶっちゃけ、他人の尻を拭くような仕事なのだ。
それを引き継ぐにあたり、最初に手がけた人から経緯を聞く。
相手は、自分は仕事が出来るつもりといったプライドの高い人だったので
うかつにプライドを刺激して逆切れされないように気を使うことになるが、
どんな仕事であっても合理的に進むことが気持ち良い自分としては、
そういう気遣い自体も仕事の一貫として楽しんでいたりする。

夕方、大口クライアントの溜まった請求を一括して処理。
今年は予想される年収が著しく少ないだろうから、
ちょっとでも大きな請求書が切れるとそれだけでも安心できる。

昨日の話の続きになるが、ゴマンといる作家の中での
自分の存在意義を見失いそうになることが未だに少なくないので、
自分がどういう作家でいたいのかを改めて整理しようとする。

絵を描いたり、漫画を描いたりする表現するということは
自分にとって、いったいどういうことなのだろう?
オフで付きあいのある人や、チャットで話したことのある人は
良く知っているコトだと思うけれど、
ボクはとてもお喋りで、あけすけだ。
いろんな人が、なにをどう考えているのかにとても興味があるし、
自分がなにをどう考えているのかを伝えたくてしょうがない性分だ。
日記からもわかるかもしれないが、
その際に自分というやつは、あまり自分を装ったりをしないので、
自らの良い部分も醜い部分も包み隠さずさらけだしてしまう。
よほどの必要性がないかぎり、たてまえや駆け引きさえ使わないし、
言わなくて良いことすら口にしてしまう。
ボクにとって表現することが、そういったものであるのなら、
漫画であってもそうであるべきじゃないのだろうか?

自分の父親が、若いころ漫画家を目指していたらしい。
基本的に不言実行型の父が自らそう言ったくらいだから、
半端な目指し方ではなかったのだろう。
しかし、その父が志半ばで漫画をやめた理由が
「自らをさらけ出すことへの恐怖」だったという。
確かに、作品からその作家の人としての器が見え隠れすることは多い。
作家自身の底が浅ければ、それは容易に見抜かれてしまう。
その恐怖から逃れるために、虚勢をはってみたり、
上っ面の技術で塗り隠そうとする選択肢もあるだろうけれど、
ボクは敢えて、それらをしたいとは思わない。
良い部分も醜い部分も、はたまた底の浅さですら全部含めて自分だから、
いつもどおりに、それを作品にさらけ出してしまっていいし、
それが長月みそかなんですと、言いきってしまえばいいいんじゃないかと
そういう結論に辿り着いた。

気づいてみると、一体何をジレンマにしてきたのだろうとさえ思う。
馬鹿だねえ…ホント。

そういうわけだから、蔑まれようとも、褒められようとも
いつもどおりの自分であるように、挨拶や会話を交わすように漫画を描きたい。
ボクにとっての漫画がそういうものであったらいいなと思う。
そう考えると、もっと沢山の漫画をどんどん発表したくなる。
うん、いい傾向だ。
今日はちょっと予定外があって、例のネームははかどらなかったけど
昨日までのリフレッシュやら、今日の考察の結論などで
より漫画を描きたいという衝動にかられるようになったのは嬉しいことだ。

余談ではあるが、後にタイポグラファーになった父が
「結局のところ、タイポですら自分ってヤツは見えてしまうもんだ…」と
言っていたのが興味深かった。
やはり表現するということは、そう言うことなんだな。

2004 7/21 明け方、カミさんが友達と中華街に行くと言っていたので、
見送ろうかと思ったが、ボクも頭数に入っていたらしい。
本業での対外的な動きのアポイントはなかったが、
週の中日だし何があるか分からないと思っていたので、
本当は待機がてらネームでもと考えていた。
しかし、せっかくのお誘いだし、たまには遠出も悪くない。
正直言うと出不精なので、あまり遠出するのは腰が引けてしまうのだが、
こういうことでもないと、自分からは動かないからね。

実際出かけてみたら、これという切迫した電話はかかってこなかった。
昨日に引き続いての猛暑に体力こそうばわれつつの強行軍ではあったが、
まるまる1日の休暇をとったことになった。
ということでネームには手をかけなかった。
たしかに今夏の本業や商業誌のスケジュールを考えると、
この1日の休暇というのは大きい。
これによって、希望的観測だった同人誌のコミティア合わせは
さらに非現実的なものに一歩近づいた。

まあ、こっちはこっちで好きなように描くことが目的だし、
無理をして急ぐつもりはないから、マイペースに行こう。
一昨年までと違って、コンスタントに描きつづけるスタンスは身に付いたから、
そんなに心配はしていない。
かつては、コンスタントに描くことって大変なことだと思っていたけれど、
はじめてみればなんてことはない。楽しければ続けられるのだ。

本業も漫画も、なんだかんだでマイペースで楽しんでるから、
あまり苦労をしている実感はない。
たまーに、うまくいかなかったり、理不尽なことがあったりもするけど、
それはそれ。
どれもあって当たり前のことばかりだからね。

楽しく行こう。
久しぶりに、なりゆきまかせのグダグダした時間潰しではなく、
きちんと目一杯遊べたと思う。
誘ってもらわなければ、自分から積極的に遊ぶのが下手くそなので、
本当によかった。
グダグダと2〜3日中途半端に過ごすより、
目一杯1日遊んだほうがよいのだなと反省。

流石に疲れたが、心地よい疲労感だ。
この疲労感にまかせてぐっすり寝たら、
明日からは集中して頑張れそう。

道中、漫画専門店数件に足を運んだ時に、
今出ているあまたのエロ漫画を目にする。
大きくくくれば、自分とほぼ同じジャンルの作品は数えきれないほどあり、
知っている人から知らなかった人まで、
悪く言えば掃いて捨てるほど作家がいるのだということを、
こういう店に来ると実感する。
そして、その誰もが越えられない壁の向こうの世界にいる気がするから、
自分の存在意義を見失えそうになるのだが、
なにをどうしようが、自分は自分でしかないし、
作家として居ちゃいけない理由も見当たらないし、
ほんの一握りでもファンの読者が居てくれるかぎり、
作家としての存在意義はあるのだと、自分を納得させる。

マイペースに楽しんでいるマスターベーション的な作品に
読者を付きあわせることを、ボクは悪いとは思っていない。
極論だが、むしろその方が美徳だとさえ思っている。
それを貫き通すためにも、描くからには精進していきたいし、
どんなに間違っても、楽しむことだけは忘れないようにしていきたい。

そして、そのためにも、生きていくうえでの
心のゆとりをなくさないようにしていきたいと思えた1日。

火急ではないものの、どうやら仕事が一件トラブった。
まあ、よくあることだ。気にしない。気にしない。
誰かを責める暇があったら、善後策を考えて、
自分に出来ることをすればいいだけだもん。
それで上手くいかなかったら自分のせいだと思えば気は楽だ。

2004 7/20 午前中はどうにも目が覚めずに仕事にならなかった。
それでもなんとかひと仕事終らせた後、アシスタントに押し付けて仮眠。
夕方に昨日のクライアントと池袋の珈琲店で打ちあわせ。
うだるような熱気に参っていたので、よく打ち合わせに使う
この店の真鍮カップのアイス珈琲は生き返る思いだ。
カミングアウトはしていたし、個人的な話もしたことがあるが、
もともと本業のクライアントである彼に、
長月みそかとしての話に付きあってもらうようになるとは思っていなかった。
今までの全作品を見てくれたようで、感想を貰い参考になった。
漫画に造詣が深いわけでもなければ、ロリータ嗜好でもない彼に
冗談の社交辞令でも、良かったと言って貰えたのは嬉しかった。

向こうも仕事なので、雑談はほどほどにして店を出た。
フェーンによる熱気は収まっていたが、駅に向かう信号は直前で赤になり、
やはりそれなりには暑さの残る交差点でしばらく信号を待っていると、
後ろから珈琲店の店員が慌ててやって来た。
どうやら、ボクが財布を椅子に落としていたらしい。
ダイエットの過程で買ったジーンズはどうしてもゆるくて、
こういうことがすくなからずあるので危険だが、
なによりも、ここで信号に引っ掛からなければ店員さんに
財布を渡してもらうことはできなかっただろうから、
またしても幸運に救われた。

池袋で、ネームをやる場所を探しつつマンウォッチング。
といっても、いつも少女ばかりを目で追っているわけではない。
男だって観察します。
絵を描いている上で、どうしても予習が足りずに
適当にウソでごまかしてしまった部分を、復習するための観察。
ポーズとその重心とか服のしわの入り方を記憶しようと心がける。
それがすぐに活きてくるわけじゃないけど、やらないよりマシ。

ふらっと通りがかった眼鏡店で、とあるフレームに一目ぼれ。
ちゃんと度が合っている眼鏡は、度付きサングラスしか持っていないので、
このフレームで普通の眼鏡を作ってもらおうと注文。
レンズに撥水やらUVカットやらオプションを付けたので、
でき上がるのは月末になるらしい。
気に入って買ったものが似合うかどうかは別問題なのだが、
ここしばらく使っている茶色のサングラスよりかは
人相悪く見えないで済むだろう。

さんざん横道にそれた後、
ひさしぶりにファミレスをネーム場所に決めて腰を下ろした。
まだエロシーンではないので、人目を気にしないで済む。
それなりに気分よくペンが走ったが、
もうちょっと良い見せ方があるかもしれないと欲をだし、
若干のタイムロスをしてしまった。
ひとまず、最後まで描ききってから考えようと決めたのだから、
それを守らないとね。

明日はLOの発売日。
いつものことだけど、不安と期待が入り交じる。
多くの人に支えられてきたこのシリーズも、残すところあと1話。
感動の最終話!なんて煽りはいらないし、
感動を無理やり引きだす為の余剰な演出をするつもりもないけれど、
なにかしらの余韻と感動を与えられるシリーズとして終らせたい。
最終話掲載の9月号発売日前日には「刮目して待て!」だなんて
自信をもって言えるようにしたいものです。

2004 7/19 朝、今日の打ち合わせに必要な仕事を160p近く出力して、
アポイントを取ろうとしたら、担当さんはまだ寝ていた。
休日出勤なんでお昼からの出らしい。
お昼まで待ってから、神田のクライアント先に向かう。
今まで池袋にあり近くて便利な会社だったが、
神田に引っ越してからは、まだ一度も行ったことがなかった。
行ってみると、担当含めて2人しか休日出勤はしておらず、
もう一人も早々に帰ってしまった。
この担当さんには、すでにエロ漫画を描いてることはカミングアウト済みなので、
出がけに出力したゲラを確認してもらうのを待っている間、
テーブルを借りて、少しネームを進める。
クライアント先に居るほとんどの時間を雑談に費やしてしまったカンジだったが、
同世代の担当さんと小中学校時代の思いでを語り合うことで、
さまざまな忘れていた記憶がよみがえったこともあるし、
それなりに大事なシーンが思い通りに描けたので、
プラマイゼロということにしておこうかと思う。

結局、朝から義姉とバレエ観劇&中華街散策に出かけていたカミさんが
帰ってくる夜10時までずっとクライアント先にお邪魔していたので、
外ネームでの場所探しをせずに済んだ。

2004 7/18 朝方、カミさんと久しぶりにゲームをする。
ふたりして熱くなってしまいキリがなくなって、
体力の限界までやってダウン。
そのまま夕方過ぎまで寝てしまうという阿呆っぷり。
まあ、週末の仕事はほとんど終ってたからいいんだけど…、
できるかぎり同人誌を進めておかないと、
商業誌のスケジュールに食い込むから、
なんとかしないとねえ。

世間様は明日もお休みだと思っていたら、
休日出勤のクライアントが一件あって、
当然のように付きあうことになる。
打ちあわせと提出だけなので、ちゃっちゃと終ってくれれば、
その後は外ネームとしゃれ込みたいところだ。

ここ数日、ちょっとグダグダ気味だけど、
たまにはこういうのもいいのかな…。
本当なら、なりゆきまかせでグダグダしてないで、
もっと計画的に遊べたほうが理想だ。

ボクの弟や、友人の何人かは、人生を楽しむ達人で
良く働き、良く遊んでいる。
ボクはイマイチ遊ぶのが下手くそなので見習いたい。
いつも、働いてるか、グダグダしてるかだからねえ…。

昨日のコトになるが、LOが届いた。
つまりは早売りのトコには昨日には並んでいたようで、
買った友人も何人かいたようだ。

印刷されたものを読み返してみると、
やはり相変わらず自分の欠点はまだまだ治ってはいない。
脱稿してから今日まで、あえて見直さなかったおかげで、
多少なりとも客観的に見ることができた。
テンポの悪さ。
この欠点は治せるのだろうか?
もしかしたら、この自分自身で欠点だと思っているテンポの悪さが
独特の作風と思われる要因かもしれないし、
どう治したらいいのかという、ビジョンはまだ見えていない。

どんなに発展途上のアマチュアの作品を読んだとしても、
テンポが悪いと感じたことは少ないので、
これは自分の作品における致命的な欠陥なのか、
それとも自分の作品だからこそ、そう見えてしまうだけなのか、
その判断は難しいところだ。
少なくとも、違和感なく読んでくれる読者の人がいるということは
読み手の補完能力によっては読めるレベルではあるということらしいが、
いつまでも読み手の脳内補完に依存していてはイケナイので治したい。

絵だったら、時間が経てば「ここはこうすれば良かったんだ」と
いったことに気づくことが多いのだが、コマ割りやテンポ、
ストーリーテリングに関しては、まだその領域に行っていない。

今作までを読み返して、欠点の具体的な理由を模索したり、
今描いている作品で、いくつかの実験を試みて、
改善への足がかりにしたいと思う。

2004 7/17 チケットを買っておいたので、早朝からハリーポッターを観に行った。
成長期なので、たったの三年で子供たちはすっかり成長していて、
その成長を見守っているかのような感覚だ。
一作目ではみんな普通に子供だったけど、
今作では子供でも大人でもない微妙な年齢になっていて興味深かった。
もちろん監督が違うので彼らの見せ方にも大きく違いがある。
子供を純粋に撮るのが上手い前作までの監督、クリス・コロンバスでは
逆にこういう機微は撮れないかもしれないという部分がいくつか見られた。

いきつけの映画館、ワーナーマイカル板橋はサティの最上階にあるので、
土曜日の午前中はさすがに親子連れも多かった。
帰りはあえてエレベータは使わず、サティをぐるぐる周りながら降りると
沢山の少女を見ることができた。
もちろん、ボクのストライクゾーンからすれば微妙に外角低めなのだが、
その魅力というものを考察するのには、観察はかかせない。
例によって、怪しい人にならないように、さりげなく観察。

しかし、ホントに僕らの世代とは別の生き物だなと思う。
骨格が違いすぎるんだよ。今の子供たちは…。
蚊とんぼみたいに、ちょっと力を入れたら折れてしまいそうな手足は、
ボクの子供時分で考えたら、ややもすれば病的ともとれるのだが、
やはり表現したいと思わせる可愛いらしい魅力でもある。

帰り際、サティでちょっとよさげなコレクションケースを買う。
PCラックの上に無造作にちらかった食玩の戦車を並べるのに
よさそうだと買ってきたので、帰ってからすぐに設置、
ちらかった戦車を並べてみる。
「ふむ、これでよし」と思った矢先に地震が来てケースが倒れる。
うーむ…、PCラックの上という高いところでもあるし、
それなりに重量のあるものでもあるので、耐震は考えておかないとね。

それはそうと、半年ほどの断続した修羅場を経て、仕事場が著しく汚れた。
3月頃に買おうと思って先送りにしていた本棚もまだ買っていないし、
徹底的な片づけと整理をしなくては…と思うのだが、
とりあえず、もうちょっと先送り…。

ネームは進まなかった。
世間では三連休に突入なので、しばらく新規の仕事はないだろうから、
今のうちに進めておきたいのだが…。

2004 7/16 GIFアニメは概ね好評のようだったので、なにより。
昔からこういうことをする度に友人から暇人の称号を貰っていた。
暇なのか忙しいのか分からんヤツだとも言われる。
日記をつけるにあたって一日を振り返ると、忙しかったかもと
思うこともあるが、普段日常において忙しいと感じることはそう多くはない。
好きなように過ごしているし、仕事も遊びもあまり区別がないので、
ある意味悠々自適な生活。

結局、忙しいかどうかも気の持ちようしだいかもしれない。
あまり忙しくなくても、気ばかりせいてしまう時もあるしね。
忙しさに関わらず、いろんなことが気の持ちようで変わってしまうと思う。

さて、色々イメージを練り直したので、
今日から例のシナリオのネームを割り始めた。
最近はずっと商業誌ばかりだったので、雑誌掲載ゆえ、
ページの割り振りとか演出とか表現方法にそれなりの束縛はあった。
今回はせっかくの同人誌なので、そう言ったことを一切除外して、
あえてページ数は決めていないで書き進めようと思う。
ページ数を稼いで演出したいところや、大ゴマを使いたいところは
自由にのびのび描いてみよう。
それをすることで、商業誌に描くときにも、
もう少し効果的な演出ができるためのノウハウが掴めるかもしれない。
できればコミティアには合わせたいが、色々忙しくなりそうなので、
冬まで持ち越すかも知れないけれど、とりあえず何も考えずに
楽しもうと思う。

2004 7/15 昨日のトラブった仕事を夕方までに片づけて、
その後は、やはり漫画のことを考える。
しかし、あまりノらなかったので、予定を変更して、
ちょっと散歩がてら、若干遠い所にある「かっぱ寿司」まで歩いていき、
ひさしぶりに寿司を喰った。
かなりたらふく喰ったのだが、やはりダイエットの影響で
皿を数えると随分と小食になったのが目に見えて分かった。

まあどうせ遊ぶならと、さらに梯子でダーツバーへ。
ここしばらく投げてなかったので、序盤は調子が出なかったが、
後半、神がかったように狙いが定まって、
ブランク前よりアベレージが良かった。

絵もダーツも、ホントにその時の運次第だなあ…と思ったりした。

以前からちまちまと作っていたGIFアニメがある程度の長さになったので、
そろそろいいかな?とアップすることにした。
かなり適当な作りなので、あまり凝視してほしくはないけど、
それっぽいカンジにはなったので、自分では面白いかなと思っている。

2004 7/14 仕事をしたり、昨日のロケハンの写真を整理しなおして、
例のシナリオのイメージを膨らましたり、
新規の漫画のプロットを考えたりしてるウチに夕方。
上得意の玩具メーカーの仕事がトラブったらしく電話。

このクライアントでは、いつも窓口の事業部は一つだったんだが、
今回は別の事業部の仕事を引き受けたこともあり、
随分勝手の違う問題が発生していた。
しかし、それを伝達するべく担当者が出張だったため、
いつもの担当がそれを伝えに来ることになった。
自分なら絶対につけない難癖を伝達する都合、
彼も釈然としない風だったが、ボクもちょっとがっかりした。

フルカラー印刷をつかうからといって、
デザイン的にぱっと見3色前後しか使っていないように見える
デザインになっていることにクレームを付けるのはナンセンスだ。
色数が多すぎれば、デザインとしての整合性は失われる。
まあ、代理店を挟まない直受けの仕事だと、
こういう前時代的な趣味の悪い担当にひっかかることも少なくない。
いつものことだが、ゲンナリするのは避けられない。

打ちあわせの前後で、ファックス用紙やらPPC用紙やらを
買い足す予定だったのだが、いろいろあって忘れてしまい。
深夜にドンキホーテまで買いに出かけた。
24時間やってるのは、こういう時助かる。

2004 7/13 午前中、仕事のつづきやら、社内での打ちあわせをしておいて、
昼から先日書いたシナリオの為のロケハンにでかける。
真夏日の熱い太陽の下を延々と歩いたので、熱さに弱い自分としては
かなりの強行軍だったが、お気に入りのインディハットが役に立って
日射病だけは免れた。
随分前に買ったこのインディハット。
当時はコスプレもどきにしかならない雰囲気だったので出番が少なかったが、
数年前のテンガロンハットブームやらを経たおかげで、
今どきは町中でかぶっていても違和感がなくなったのが助かる。
つば広なので、炎天下を歩くにはとてもよい。

ただ、先日のシナリオ。
シナリオとしての整合性も悪くはないし、
表現したかったものの一つだったはずなのだが、
いまひとつ釈然としてなかった。
理由はなんだろう?と考えていたが、気づいてみると実にシンプルで
「自分的に萌えが足りない」のである。
少々致命的なので、細部の見直しが必要そうだ。
シナリオ先行でビジュアルイメージがおぼろげだったので、
とにかくキャラデザインを起こしてみて、
そこから再スタートしてみよう。

夕方、某出版社との打ちあわせ。
できたらまた、やんわり断るつもりだったけれど
引き受けることを前提にしたような話の流れになってしまっていた。
まあ、ぶっちゃけ例によって断れなかったんです。

出版社の社風や本の雰囲気が自分の作家性にあってないんじゃないかと
危惧していたのだが、なぜ長月みそかを起用するのかとか、
具体的にどの部分をどう活かしたいかというプランや意志が
とても明確だったので、その時点で断る気は無くなっていた。
とりあえず青田買いで買っとこうレベルで声をかけてきた別の出版社に
くらべたら、かなり好感がもてたのだが、
本じたいは、一部のボクのファンには買いにくさ倍増な雰囲気です…。
LOはそれでも比較的買いやすいからね。

まあ、かいかぶられてる部分は多々あるのだが、
期待に添えるようにしたいと思う。

2004 7/12 午前中少し仕事を進めておき、昼前から打ち合わせの梯子。
結構タイトなスケジュールになったのだが、今はそれなりにノっているので
単純労働のみをアシスタントに渡して、残りを自分でやることにした。
明け方まで起きていたので寝不足気味だったから、打ち合わせから戻って
少し仮眠するつもりだったのだが、なんかテンションが良かったので
そのまま仕事をしてみる。
ノルマをかなり上回った分が終ってしまった。
ということで、ほとんど仕事で終始した一日。

2004 7/11 昼頃起きだして、仕事。
夕方には選挙に行った。

仕事が一段落したので、気になっていたことをする。
今朝寝る前に何かプロットが浮かんだのだが、
睡魔にまかせて寝てしまったので、それを思い出したかったのだ。

ふとしたきっかけで、全部思い出せた。
また忘れないうちにと、エディタを開いて打ちだしてみる。
簡単なプロット書きのつもりが、打っているうちに
ちょっとしたシナリオのカタチにはなった。
というか、いつも10日くらいかかるト書きレベルにはなってる。
ここまでわずか1時間…。
初めて一度も迷わず、流れるままにシナリオを書ききった。
あまり早くできたので、これも少し放っておいてから推敲しよう。
今すぐやっても、無駄や破綻してる部分には気づかないだろう。
いつもはシナリオを書きながら推敲するので効率が悪いんだと思う。
でも、こんなにストレートに書けるなんてことが、
この先何回あるだろうか?
これをデフォルトにしたいとは思うけど…。

「みそか節」といえば聞こえはいいが、
根本的には微妙にマンネリなカンジもする。
その反面、設定自体は結構泥臭くて自分らしくない。
まあ、あまり気にしないで行こう。
思いついたものすべてが、なんらかのカタチで
作品にすべきものなのだと信じてしまわないと何も描けなくなる。

それが終ると、今度は昨日放棄した仕事の別案が思いついたので、
そっちもやってみる。
やっぱり一編にやろうとすると思考が凝り固まるから
インターバルって大事だね。
まあ、いつものことだが仕事の本数が多いことの利点といえば利点。

さてはて、今日一気に書き上げたシナリオは、
まーた、例によって「すてぃるぶるー」並みに異常に長いので、
このままでは雑誌掲載向けじゃない。
不要な部分をさがしてざっくり切ってしまって雑誌仕様にするか、
居直って同人誌としてノーカットで描くか、
どっちかを選ばないとイケナイ。

もちろん、その前に今やってるLOのまとめ方も考えたい。
そろそろ単行本が現実味を帯びた話になっているので、
単行本を考慮にいれたプランを模索したい。
ストーリーは変えるつもりはないんだけど、
どこをどうやって抜き出すかや、それに伴う演出が問題。
どうやったら、素敵に締められるかが悩む。

2004 7/10 仕事をして、夕方カミさんの実家に届けモノがあったので、
荷物持ちがてらカミさんと一緒に行ったら、ちょうど飯時だったので
結果的に夕飯をたかりに行ったカタチになってしまった。

仕事のはかどりは、イイカンジだが、いまひとついいアイデアがでない。
とりあえずのカタチにはなったが、もうひとひねり欲しいので、
ちょっと時間をおいてから考えよう。
気分転換に入った絵チャットはフライヤー祭りで、
結局仕事でも遊びでも、似たようなことをすることになる。

仕事をしたり、気分転換をしたりを繰り返しているうちに
朝になってしまった。
週末こそ生活リズムを戻すべきなのにな…。

2004 7/9 日が昇ったころには、早くも一昨日からの不調による遅れを取り戻せた。
大きな仕事の一つは、ひとまず初校提出で週明けまで動かないので
もうひとつの大きな仕事に取りかかろうと思う。
そのためにもこの本業へのテンションは維持したいトコロなのだが…
ここで、また長月みそかが顔をのぞかせる。
先日脱稿した漫画の出来を検証したくなったり、
今後の作品作りについて考えたくなったりしている。

今回の漫画の良いところも悪いところも、表面的な部分だけは
自分でもある程度把握してるけど、
ロジックに頼れない天然な作品作りのせいもあって、
自分ですら判断できない部分の方が大きい。
少なくとも、描こうと思ったものは結構近づけたはずなので、
判断は読者に任せたいと思う。
毎回のことだが、楽しんで貰えることをただただ祈る。

単行本作業を想定に入れれば、今のシリーズはあと1回と半分くらい
雑誌掲載をベースにしつつも単行本でどうしたいかを
今のうちから考えておく必要がありそうだし、
それを考えるのは難しくも楽しい。
良いカタチでまとめたいと思う。

そして、次になにを描こうかと思いを巡らす。
描きたいことはそれなりにはある。
デビュー以降、どんなことでも思いついたことはメモしてきた。
描けるかどうかは別問題だし、プロットの料理の仕方も悩みの種だ。
いくつかのプロットは、長月みそからしくないという理由で
勝手にお蔵入りにしていたりするのだが、
自分で自分を型にはめるのもどうかとは思う。
なんとなく、こういう方向は期待されていないだろう…と
思い込んでいるだけなのかもしれない。
どんなにらしくないプロットであったとしても、
ボクが描く以上は「みそか節」からは逃れられないんだろうからね。

まあ、とにかく今は本業をやらなくては…。
こっちはこっちで、今いいテンションで楽しめてるんで、
次の仕事も思いっきり遊んでしまおう。

夕方、イレギュラーが一本飛び込む。
どちらかというと「言わんこっちゃない…」的なトラブルだったので、
イレギュラーとはいえ、まるで予想してなかったわけじゃあない。
あとあと二度手間になって作業しなきゃいけないのはコッチなんだから
中途半端な仕事をしないで欲しいものです。
まあ、先方からすれば、ちょっと時間の計算が狂うだけで、
自分はたいして痛くないからそういうことができるんだろうね。
単純に意識が回っていないだけかもしれないけれど
そういうのって誠意がないと思われても仕方ないと思うよ。
いや、実際ナメられてるのかもしれないなあ…。どっちなんだろ?

あとは、夕食を呼ばれたので、池袋に蕎麦を食いに行ったことと、
イーグルスのチケットの予約をしたことくらいかな。

チケットといえば、これがまた問題があってね…。
以前、イーグルスが再結成した直後の日本公演の際に
先行予約販売を開始時間すぐに申し込んでS席を買ったんだけど、
東京ドームの2階席中段右側という、かなり劣悪な席だったので、
「じゃあ、1階席やアリーナはどうやって買うんだ?」と
すごい憤りを感じていたのだ。
今回もやはり東京ドームで販売される最高のクラスはS席なので
ウドー音楽事務所に問い合わせてみたら、こんな答えが帰ってきた。

「アリーナ最前列を含む2階席の後ろから5列以外の全てがS席で、
 席は購入順ではなく抽選で決まります。」

ということは全体の95%ちかくはS席ということか…。
ずいぶんと広い割り振りだな。
うがった見方をすれば、アリーナなんて主催者や広告代理店が
接客用に押さえちゃってて、販売分には残ってないんじゃないか?
とも考えられるんで、そう考えるとやるせない気分だ。
前回の時も「お前らイーグルスなんて興味ないだろ?」ってカンジの
連中がアリーナで退屈そうにしていて辛かった。

さてはて、ウドーさんの言うことが正しければ、
前回は、おそろしくクジ運が悪かったということになる。
今回はどんな席がとれるんだろう?
やみくもに沢山席を買って、いい席以外を自分で売ってしまおうか?
とかダフ屋まがいのコトを考えたくなるので、
このシステムはなんとかしてほしいと思うのだ。

2004 7/8 体調が悪かった。
熱もないし、なにか具体的に病気というわけじゃないが、
なんにしろ身体が重く、頭痛がはげしかったので、
随分と長いこと布団からはい上がることができなかった。
今日こそはと息巻いていたので、すぐにでも仕事をしたかったし、
やる気はあったのだが、身体がついてこないカンジ。
以前は、やる気でなんでもカバーできると思ってたし、
そうしてきたけど、これはやはり歳なのかね。

さらに半日ちかく仕事にシワをよせてしまったが、
やっと身体が言うことを聞いてきたので、取材に出かける。
玩具のボックスアートの仕事が集中しているので、
トイざラスに市場動向のチェックをしに行ったり、
商品に関連した書籍や、デザイン書籍などを見て回る。

もう何冊も持ってるのに、また配色系の本を買った。
学ぶためでもあるが、配色辞典をぼーっと見るのは好きだ。
これが役に立てば、なおよいのだが…。

あと、ついでに噂になっていた某ハヤカワのSF漫画を買った。

今日の体調不良は疲労によるものではなく、
ここしばらくの運動不足によるものかも知れないと思い
あえて池袋から歩きで帰ってみた。
家に着いてから熱めのフロにつかったり、いろいろ工夫したが、
それでも激しい片頭痛だけは残ったので、鎮痛剤を飲んで
仕事を始める。

昨日と今日でかなりのタイムロスがあったので、
明朝が初校提出の仕事がヤバイかとも心配していたが、
鎮痛剤が効いてくると同時に、かなりギアがかみ合った。
クラッチを離しきって、エンジンからタイヤまでキッチリとパワーが
つたわって、よいトルクがでているカンジになり、
思考がクリアになったので、仕事は予想以上にはかどった。

2004 7/7 暑さのせいではなく、やはり漫画の修羅場明けというのは
どうにも本業に身が入らなくてマズイ。
切り替え失敗の模様。
細かい仕事をとりあえず片づけ、大きな仕事に専念できるようにする。
明日からは気を引き締め直して頑張ろう。

暑かったからとか、寝不足だからとかのせいにしても良いんだけど、
多分それじゃないんだろうね。
そろそろデビュー作を書き始めたころから1年経ってるんで、
漫画と本業の切り替えを上手にできるようになりたいものです。

もともと漫画を始める前にも、大きな仕事をクリアした後に、
気が抜けて寝込むとか、そういうメンタルな部分での
欠点はあったので、課題が増えたとも言える。
ただ漫画が定期的に入るので、本業と漫画を合わせると
仕事の大きな谷間というのはあまりなくなったから、
ここ1年は、たまに体調不全で仕事にならないことはあっても
高熱は出して寝込むほどにはいたってない。

言い換えればテンションを落としていい状態がなかなか来ないので
生来の怠け者としては、この状態は辛い。
ボクは怠け者のクセにワーカホリックという
おかしな自家撞着を抱えているので、ちょっとジレンマだ。

だらだらしてたいと思うキモチと、仕事をしていたいと思うキモチが
いつもぶつかってるような気がする。

さて、今抱えてる大きな仕事が終ったら、
今のところ、しばらくは細かい仕事以外がなくなる予定なので、
そうなったら、どう時間を使おうかな?

細かい仕事は、ずっとあるので旅行は無理だから、
映画とかでも見ようかな。

明日は、仕事の取材に出かけるので、ちょっとしたお散歩だ。
今日ちょっとばかりノルマに足りてないので、
なるべく調子にのって道草しないようにしないとな…。

あと、暑さにとても弱いので、暑さ対策はちゃんとしていこう。

2004 7/6 ラストスパート。
少々、本業交じりではあったが、ほぼ予定通り。
アシスタントをやってくれた人が、よい仕事をしてくれたので、
気持ち良くフィニッシュワークができて助かった。
ぶっちゃけ、塗るためのマスクを切ってもらってるのだが、
この分け方ひとつとっても、気の利く人とそうでない人の差は
大きく出るのである。
とはいえ、マスクを切ってもらってから塗るのに慣れてしまうと、
自分で全部塗るのが辛くなりそうだな…。

おかげさまで、日は変わってしまったが一応脱稿。

あとはシワの寄りまくった本業がたんまりのこっている。
引き続き修羅場っぽいカンジ。
この修羅場が終ったら、なんかしら遊びたいなとも思ったが、
同人誌も描きたいななどと考えてる。

結局、描くのが好きなのね。

ここしばらく、本業しててもテンションは長月みそかだったが、
かっちり切り替えないと本業の修羅場には対応できなさそう。
懸念していた漫画と締め切りがブッキングしていた大きな仕事は、
先方の手落ちと相殺させて締め切りを延ばしてもらうことに成功。
まあ、できれば漫画が本業の足を引っ張るような状況は
作りたくないので、次回は尚のことスケジューリングに気をつけよう。
もっとも、ネームが早ければ問題はないんだけどね。

うんうんと唸っているのが伝わってしまう、この日記。
苦労してるんですね?なんて言われてしまうけれど、
漫画を描く上での苦悩なんて、結局
レストランでメニューを決めかねて唸ってるのと
あまり変わらないモンです。
「どれも美味しそうだけど、どれにしようかなあ?」…なんていう、
かなりぜいたくな苦悩です。
たしかにメニューにたとえるなら、
「コレ、美味しそうだけど予算が…」なんて状態に近い苦悩も
あったりはするんですけどね。

常に虚勢ははらずに、身の丈で書いているせいもあってか、
この日記を読んで「自分も頑張れば…」と励まされる人もいるようで、
こんな愚痴だらけの日記にも存在意義があるんだなと思う。
確かに絵が好きってだけじゃ、漫画は挫折することも多いから、
規模こそ小さいし、どちらかといえばアンダーグラウンドだけど
ボクに起きた、このちょっとしたシンデレラストーリーが
皆の励みになるのはいいことだなと思う。

シンデレラだとするとガラスの靴は「すてぃるぶるー」ってことになる。
自力ではい上がるも、幸運を掴むも、まずはガラスの靴がないとね。
とにかく、皆頑張って欲しいし、皆の作品も読みたいと思う。

自分にとって何が好きなのかが分かれば、誰だってオンリーワンになれる。
オンリーワンになれる才能は誰にだってあるのに、気づかないだけ。
ちょっと気づいただけで、こんなに化けることができたボクが言うんだから
間違いない。

チープな邦楽の歌詞みたいにまとまってしまったけど
ただのきれい事じゃないと思うよ。

…ふと腹立たしいことを思い出した。
どこぞの作家が「漫画家には換えがきくからな」なんてことを
皮肉抜きで本気でのたまってたらしいけど、
そんなことを考えるのは、頭の悪い出版社のお偉方だけにしてほしいものだ。
もっとも、そんなことを考える作家自体が「換えのきく漫画家」なんだろう。
こんなに自分に自信がなくて卑屈なボクでさえ
換えのきく漫画家にはなりたくないと思うし、そういう作品も作りたくない。
作家として、たとえ底辺だとしても、オンリーワンではありたいと思う。

2004 7/5 ちと体調がよくなかった。
心臓がキューってカンジなのは、これは焦燥感によるものなのか?
肉体的な疾患だったら余計イヤだけど、これしきのコトで
仮病状態になるほど精神が薄弱だっていうのもイヤだなあ。

ちょいと本業を思い出しちゃったせいで、焦ってしまったみたい。
漫画だけに集中できればよいんだけど、
流石にそうは問屋が卸してくれません。

しばらくご無沙汰だった人に「精神的に壊れてました」と
カミングアウトされた。
普通なら結構ショッキングな告白なのだけど、
どうにも周りに壊れちゃった人が多いので、慣れてしまっている。
彼のようにきちんと帰ってくる人もいれば、帰ってこない人もいる。
僕自身、去年はかなり鬱気味で壊れる寸前までは何度となく行きかけたし、
19の頃に一度壊れたコトがあるので、壊れる人の気持ちは良くわかる。
しかしなんにしろ、壊れるまで追い込まれるような状態に自分を置く前に
環境の改善や気の持ちようの改善なり、なんかしらの策をこうじたいものだ。

なんにしろ彼は帰ってきたらしいので、一安心。

薬やカウンセリングで時間をかけてきちんと治す人もいれば、
環境が好転したり、なんらかのきっかけで治る人もいるが、
自分に都合のいい理屈や、ありもしなかった事実を自分の中に構築して、
治った気になっている人もいる。
薄情な話だが、自分の生活を守るために、
後者にみられるような完全に壊れちゃった人とは幾度となく決別してきた。
彼らは今ごろどうしているだろうか?

完全に壊れた人と向き合えるのは、よほど臨床心理に精通したひとだけだから、
決別したことは薄情だとは思うが、仕方のないことだとも思う。

こと壊れている自覚がない人ほどヤバイ。
虚言がこうじて、ありもしない過去を信じ込んでしまっているし、
自分の置かれた状態を正面から見ることができなくなっているから、
なんでも自分に都合よく解釈してしまうので、
基本的に対話が成立しないのである。

勝手に周りを悪者に仕立てて去っていくのなら話は早いんだが、
「間違っているのは周りなのだから、それを正すために自分が必要なのだ」と
勘違いをしたあげくに、ストーカーまがいな行為に走るようになると、
「迷惑だ」とストレートに言ってすら通じないのだから
これはとてもタチが悪い。

こうやって、壊れた人を多く見てきたことは、災難の様にも思えるが、
自分が鬱に入ったときは、それを思い出して最後の一線を踏み越えないように
必死で踏みとどまろうと思えるので、逆によいことなのかもしれない。

そんなわけで、焦燥感に負けずに今日も頑張ってノルマ達成。
残り日程はごく僅か。ラストスパートだ。

ただ問題はブッキングしている本業だ…。
明日もういちど交渉してみないと分からないが、ブッキングしたままで、
締め切りが漫画と同じになっちゃうと、かなりまずいなあ。

一時期は、ちょっとした時の人だったようで、
いろいろな雑誌からお声をかけていただきましたが、
そんなに沢山はできないし、どうせ一時的なものだとも分かっていたので、
御存知の2社を除いて、すべてお断りさせてもらっていました。
案の定、一度断ったらそれっきりでしたから、断って正解。
そんな中、1社だけ懲りずに声をかけてくれるので、
どうしたものかと悩んでいたりする。
あまり、自分の作風と合わない雑誌なんだけど、
ついに折れて、一度会うだけは会うことにしてみた。
断るなら、面と向かって言うのがスジかもしれん。
もっとも、そんなことを言いながら行ったはずのLOでは
気がついたら描くことになってたわけなんで、今回こそ上手に断ろう。

理想としては、LOと同人誌で、まったりと
描きたいものを描くだけにとどめたいのです。
商業に固執するつもりはないので、
LOで飽きられたら商業はそこで終りでかまわないつもり。

贅沢なコト言える身分じゃないのは分かってるけど、
自分の人生だからね。
キモチいいスタンスで生きたいじゃない。

2004 7/4 今日は日曜なんで、昨日よりこころもち多めのノルマ。
とはいえ、単純計算で策定してるノルマで、各ページの難易度とか
まるで無視してるので、ちと問題。
ドラマパートの線入れが終り、エロパートに突入すると
いろいろ新たに問題も発生する。
まず、エロパートは下書きがイキオイで描いたものばかりなので、
クリンナップに時間がかかるし、露出も多ければ絡みもあるので、
絵的な難易度はやはり高くなる。
そういや背景の多いページとどっちが時間かかるのかな?
ちゃんと統計とっておかないと、今後の役に立たないな…。
次からメモしよう。

まあね。エロパートとドラマパートなんて言葉を使う時点で、
エロ漫画としては結構間違ってるよな…なんてことも
一応思ってたリはするんですよ。
こんな作品ばかり描いてますけど…。

このシリーズが終ったら、もうちょっと直情的かつ叙情的
というバランスどりの新しい実験がしてみたい。

ここのところ体重が落ち気味だったので、
久しぶりにカツ丼を食った。やはり丼ものはいいね。
富士蕎麦だけどさ…。
ホントは食うより、運動して筋肉つけなきゃイケナイんだろうな。
とにかく修羅場のウチは、下手に筋肉痛おこしちゃ
元も子もないから、脱稿してからかな。
でも痩せたお陰で自分の身体で骨格や筋肉のチェックができるのは
思いもしなかったダイエットの賜物だったりするのです。

東京限定発売の新しい煙草がでていて、
パッケージのデザインがイカしてたので、買ってみた。
ALPHABETという銘柄らしい。
なぜかJTのオフィシャルで宣伝してないのでリンクは貼れず…。
HとRとCの3種類が出ていたので、とりあえずHを購入。
味は、なんとなくキャビンっぽいのかな?
しばらくJPSとラッキーストライク以外吸ってなかったから
ちょっと分からない。
キライじゃないけど好きでもないな。
でもパッケージはいいね。
サイドスライド式の箱のギミックも使いにくいけど洒落てる。

さて、修羅場もあともう一息。
頑張るとしよう。
応援してくれてる方々、ホントにありがとうです。
こちらからも「ふぁいと!」とエールをおくりかえしたい。

2004 7/3 締め切りは着実に近づいてるなあ。
とにかくノルマは守れている。
問題なのはアシスタントの割り振りだ。
ベース色を塗ってもらうだけとはいえ、
それですら実際にやるとなると、かなり時間のかかる作業なので、
後々自分でやらなくてはならなくなったとしたら、
締め切りに絶対に間に合わない。
予備人員も確保しておくべきかも知れない。

今朝がた、ちょっとハイテンションで作業ができていた。
ハイテンションというより躁状態だったかもしれない。
「今回、名作かも?」とか「オレ天才かも?」なんて
勘違いをずっとしてられたら幸せだよね。
さすがに、そんなハイは、あっという間に覚めて、
すぐ我に返ってしまったので、そのギャップに落胆。

まあ、天才じゃないし、名作じゃないかもしれないけれど、
今回の作品が、自分としては渾身の作であることは確か。
とにかくベストを尽くそう。
その上で時間を計算して、上手に手を抜こう…。
どっちゃにせよ、昨日も思ったけど、
実力以上の絵は、奇跡を待たなきゃ描けないんだ。
時間をかければいいってもんでもない。
朝みたいなハイテンションは要らないけど、
よいテンションで描くことがベストだと思う。

さあ、この調子で締め切りまで走り抜こう。
少なくとも明日は日曜日。
本業はほとんどないので、今のうちに貯金を作りたい。
来週どうなるか分からないからねえ。

2004 7/2 ノルマはなんとか守れてるけど、結構キツイスケジュールだなあ。
やはりネームとは違ってスケジュールが大きく狂うことはなさそうなんで
着実にこなすだけで済むんだけどね。

とにかく、仕事とはいえ絵を描くのは楽しい。
スケジュール自体は厳しいけど、描くこと自体は苦痛ではないので、
絵を仕事にできるって幸せなことだなあと思ったりする。

もうちょっと上手ければ、もっとイイカンジに表現できたかもな…
というコマが多いので、この悔しさは今後に活かしたい。
何度か書き直したコマはあったけど、やっぱり根本的に
画力が不足してるので、時間をかけても意味はないようだ。
奇跡的に実力以上の絵が置けたコマもあるから、よしとしよう。
実力が上がれば、「かいしんのいちげき」の確率もあがるかな?

2004 7/1 ひたすらペン挿れ&本業。
時間がないわりには絵を描くことを楽しめてはいる。
絵の揺れも少しづつ減ってきてるし、すてぃるぶるーはもちろん
LOの1作目から見ても上達してきてはいるものの、
プロ作家としては、まだぎりぎり及第点ってカンジかな。
とにかく楽しんで貰えるようには描きたいものだ。

クリンナップすると、いかに下絵でウソをついてたかがバレる。
まあ、上手にウソをついてなんぼという話もあるのだが…。
前作に引き続き、相変わらず消失点も打たずに背景描いてます。
ごめんなさい。

まあ、1作目なんて定規すら使わなかったんだから
それに比べればマシなんだけどね。
パースは大ざっぱには知ってるけど、実践的なことはあまり知らない。
漫画用の効率的なパースの取り方とや考え方を学ばないといけないな。


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