ペンシルポッパーの製作

完成品

管男.C

 〜パイプマン・キャスティング バーション〜 
   Length:8cm Weight 25g (or so)


ある日、会社帰りに100円ショップに寄った。
ついつい長居をして店内を見回ると、
色付きアルミパイプが目に付いた。
手にとって「こんなのが有るんだぁ」と思ったとき、
閃いた!
これ使える・・・・・。



材料 :

材料
 ・色付きアルミパイプ φ14mm(長さ90cm)
 ・φ1.2ステンレス製針金
 ・φ7白色の丸シール
 ・黒のビニルテープ
 ----ここまで100円ショップで購入----

 ・4号丸オモリ [釣具屋で購入]
 ・ウレタンフォーム [ホームセンターで購入]
 ・(瞬間)接着剤 [同上]
 ・ウレタンクリア [同上]


工具 :

工具
 ・金ノコ
 ・+ドライバ(軸の太さφ5位)
 ・ペンチ(2本有った方が作業が楽)
 ・ウェス(ボロ布)
 ・カッターナイフ
 ・ポンチ(2穴ポンチ)
    など


製作 :

 1.ボディ製作
  アルミパイプを6-7cmずつに切ります。
   ※今回、金ノコで切りましたが、パイプカッタと
    パイプレンチがあると非常に楽が出来ます。
   ※パイプをペンチ等で挟む時は、ウェスを
    挟まないと傷だらけになるので注意。
  ボディ

 2.シャフト製作
  (1) +ドライバの軸とペンチを使って、針金を5cmほど
    折り返します。更にペンチでアイの部分を整形します。
  シャフト1シャフト2
  (2) 丸オモリを針金に通します。
    ※オモリの穴が潰れている場合、ドリル・千枚通し等で
     整形します。
  (3) 折り重ねた部分にオモリを戻して余った針金を捻ります。
  シャフト3
  (4) ボディに合わせて少し余裕を持って針金を切ります。
     ※針金を切るペンチは、歯がボロボロになっても良い奴を
      使いましょう。
  (5) (1)〜(4)と同様にアイを整形し、余った針金を捻ります。
     ※捻り方は、GTポッパー等を参考にすると良いかも、
      最初緩く、後でキツく捻ると緩みません。
  シャフト5


 3.ウレタンフォーム注入
  (1) ボディにシャフトを通し、丸オモリの部分に接着剤を
    塗って固定します。
  ウレタン1
  (2) ボディにウレタンフォームを注入します。
    ※物に依りますが、後でかなり膨れるものもあるので注意。
  ウレタン2
  (3) 乾く前に溢れた分を整形します。
    ※かぶれ易い人は、手袋等で防護して下さい。
  (4) 完全に乾いたらハミ出た所などをカッターナイフで整形します。
  ウレタン4


 4.目玉の貼り付け
  (1) 適当に目玉を付ける所に白色の丸いシールを
    貼ります。
  (2) 黒のビニルテープをポンチで丸く抜いて、
    白目の真ん中に貼り付けます。
  目玉2
  (3) 目玉周りに薄くクリアを塗って乾かします。
     (ハガれ防止)
  ・・・もちろん市販の目玉シール使ってもいいです。ハイ。


 5.ディッピング
   ウレタンクリアにドブ付けします。
   最初の数回は頭を上にして乾かすと、ボディの
   シールが上手く行くように思います。


 6.仕上げ
   アイに付いたウレタンをカッターナイフ・ラジオペンチ等で
   落とします。(別に適当でいいんすけどねぇー[笑])
  仕上げ
       完成♪


おまけ :

  その1
   ボディにステンレスパイプを使った場合、
   切断作業で死ねます(経験済み[笑])。
   それなりの工作機械等を扱える人以外は、
   手を出さない方が無難です。

  その2
   ウレタンフォームの代わりに紙粘土等でも
   実用可能ですが、完全に乾くまでに時間が掛かる為、
   あまりお勧め出来ません。
   またウレタンフォームは、一液性のものをお勧めします。
   (余った分を次回使える)

  その3
   本当はステンレス針金を、固いピアノ線等にした方が
   良いと思いますが、当然 作業性が落ちます。
   俺は、「曲がったらまた整形する」方針で作りました。
   あまり凝らずに、楽しましょうや(笑)。

  その4
   昔、長くパイプを切って、中に溶かした鉛を流し込んだロングジグも
   製作したことがあります。今の様にロングジグが無かった時代、
   シルエットが大きく軽いジグのコンセプトは画期的だった筈なの
   ですが、扱い方が下手だったため実績は作れませんでした。
    (今の平戸ジャーク等を使えば、釣果が上がったかも・・)

   その当時は、鉛を流し込まない上部の空間に粘土を詰めて
   直ぐにディッピングしたために、後で粘土の水分等で塗装に
   膨らみ・割れ等が発生してまい、パイプ内部に水が溜まる
   失敗作として、そのまま封印してしまいました。
   でも、今回の奴で自信を付けたので、また復活させるかも・・。
    #「管男.C」正直、むっちゃ釣れます。自信を持ってお奨め!

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